南の小言

100年健康を作るPTの日常

訪問看護ステーションの増加率

最近の新規訪問看護ステーションの増加率が著しく、全国で毎日のように新しい事業所が誕生しています。

 

全国訪問看護事業協会のデータによると、令和三年度中に立ち上げられた新規訪問看護ステーションの数はなんと1806事業所。物凄い数ですね。毎日どころの話ではありません。

昨年度は約1300もの新規訪問看護ステーションが立ち上げられたので、昨年度より500事業所も増加しています。

 

しかし、その裏で令和三年度に廃業又は休止中となった事業所は732事業所。

こちらも結構な数となっています。

 

現在は急激な少子高齢化が進んでおり、看護師や介護士を始め、リハビリスタッフやCM等医療従事者の需要が年々増加しています。また、来年には団塊世代の方々が皆75歳を超えることになります。

 

しかし、いくら少子高齢化が国レベルの問題になっているとはいえ、この増え方は異常であり、需要より供給が上振れている状況が起こっています。

 

言い方は悪いですが、いたるところで利用者の取り合いが起こっています。

 

このような時代の中をどう生き残っていくか。手腕が鍵となってきます。

 

自社の特色を売り出していくことは大切ですが、それだけではなかなか選択して貰えない印象です。最も大切なことは人脈の確保。この仕事は人と人との繋がりで成り立っている為、人脈が命です。

 

自社に居宅介護支援事業所や病院が存在しない事業所は、尚更CMさんとの最初の関係作りが難しいので、継続的な営業や社会参加が必要です。

 

予防医学や介護予防から地域貢献をもっともっと広めていきたいところで会社が存続できなくなっては元も子もないので、しっかりと関係性を作っていきたいです。