南の小言

100年健康を作るPTの日常

情報の混在

新型コロナウイルス感染症は第五類となり、徐々に日常を取り戻しつつあります。ワクチンは多い人で5〜6回接種している状況であり、免疫力の弱い高齢の方は特に複数回接種しています。ワクチンの安全性に関する問題は兼ねてより指摘され続けていますが、身近に発熱以外の副作用に苛まれた方はおらず、あまり恐怖心や疑心は抱いていませんでした。

 

そんな中、ワクチン接種を考えさせられる事案が起こりました。

 

昨日の早朝、前日に5回目のコロナワクチンを接種した利用者さんから、急な体調不良の為リハビリをお休みしたいという連絡がありました。

 

過去の4回は特に副作用なく接種できており、今回も副作用は出ないだろうと本人も笑顔でおられたので心配はしていませんでした。

 

しかし今回は、高熱に苛まれるだけではなく、立つことも出来なくなり、トイレ介助の為に緊急対応する事となりました。見たことがない程元気がなくふらふらな状態でした。心配した看護師が、深夜と翌日の早朝も対応することになりましたが、状態が安定せず本日の正午、原因不明の体調不良ということで入院することになりました。

 

ワクチン以外の原因は考えられず、ワクチン接種による体調悪化とみて間違いないでしょう。

 

厚生労働省の公式HPを読むと、ワクチンは臨床試験で安全性が確認された後に医薬品として承認され接種が開始されている為、今まで起きているワクチン接種後の死亡事例におけるワクチン接種との因果関係は認められていないと記載があります。ワクチン接種後の病気の発生率は自然発生率と差異がないとも記載があります。

 

非常に怪しい内容ではありますが、テレビの報道で危機感を煽られた高齢者達は挙ってワクチン接種を行ってきました。

 

したしこういった事例が発生すると、免疫の低下している高齢者こそ自分の身は自分で守らなくては行けないと思いました。メディアの情報を全て鵜呑みにするのではなく、幅広く情報を集めた上で取捨選択していく必要があると思います。

 

高齢者はなかなか自分で情報を集めることはできない為、親族の力を借りて後悔をしない選択をしていく必要があります。

 

情報社会であるこの世の中、正しい情報とデマ情報が混在しています。一つの情報源だけを鵜呑みにせず積極的に情報収集に励み、正しい選択をしていきましょう。

 

体調を崩した利用者さんが無事に帰って来られる様に祈っています。