南の小言

100年健康を作るPTの日常

とにかく立て!!

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今日の金沢は35℃を超えており、耐え難い暑さでした。猛暑でしたが利用者さんの「散歩したい」

という要望に答え、短時間だけ屋外歩行練習を実施。先に私がバテそうでした。

 

暑さに負けず身体を動かすことは大切ですが、熱中症には気を付けましょう。

 

健康に必要なことは【運動】【休養】【栄養】の3つであり、高齢者では【休養】の代わりに【社会参加】が入ってくることは以前お伝えしました。

 

その中でも【運動】について少し言及。

 

「とにかく立て!!」

 

運動=身体活動時間ということになります。当然の如く身体活動時間の延長は必須ですが、逆に不動時間の短縮が重要になってきます。日本で大きな問題となっているのが「座りすぎ問題」です。日本人は世界で最も坐位時間が長く1日7〜8時間と言われています。8時間を超えると様々な病気に罹患しやすいと言われており健康から遠ざかってしまいます。

 

この不動時間を短縮させることは身体活動時間の延長と同等に重要だと考えています。これは老若男女問わず重要であり、特に在宅ワーク(デスクワーク)の増加は若者の健康に悪影響を与えています。30分に1回立つことを心がけたり、長く座っていた日はジムに行ったりとマイナスよりもプラスを大きくする取り組みが必要です。

 

ただ、「散歩してください」「ジムに通ってください」と運動を強要してもほとんどの人が実施できません。仮に実施できても継続する人は極々一部。しかし「立つ」ということは誰でもできますし、ハードルが低い分継続もしやすいと思います。運動が難しいならとにかく立っている時間を長くする。デスクワークであれば定期的に立つ。この意識を広めていく必要があります。

 

例え正しい坐位姿勢で仕事をしていたとしても同姿勢の保持は身体に悪影響を及ぼします。定期的な姿勢の変換が必要。もっと言えば立って固まった筋肉や関節を伸展させることが重要です。

 

デスクワークの友達に話を聞くと「気が付いたら2〜3時間経過していることが多い」と言います。仕事に集中していることは素晴らしいことですが、長い目で見た時に人より早く身体が悲鳴をあげてしまう恐れがあります。デスクワークに慣れてしまっている人はこんな人が多いのではないでしょうか。

 

「とにかく立て!!」

 

これは常に唱えていかなければなりません。