南の小言

100年健康を作るPTの日常

室内熱中症

今週は6月とは思えないレベルの暑さが続いています。10年前までは7月〜8月に観測していた気温が今年は5月末から既に観測している現状。日々鉄の塊で移動している私たちにとっては業務に支障が出まくりです。今までは帰宅後も元気が有り余っていましたが、最近はバタンキュー。

 

これから更に暑くなると考えると恐怖しかありません。

 

こんな時期でもエアコンを使わない利用者さんが沢山います。戦後の厳しい時代を生きてきたからか金を大切にする人が多く、極力エアコンを使わないようにしている人が多いです。

 

近年の夏の気温は一昔前とは明らかに違い、エアコンを使わないことは危険行為です。

 

実は高齢者の熱中症になる場所の第一位は自宅です。65歳以上の熱中症は約50%が自宅内で発生しており、屋外よりも注意しなければいけない場所になっています。

 

私の利用者さんでもエアコンを全く使わない人がたくさんいますが、身体を触ると案外と汗をかいています。

 

これは完全に室内熱中症の合図。

 

このままエアコンを使わなかったり水分を取らなかったりするとそのまま意識を失う危険もあります。

 

私たちのような在宅サービスを提供する医療従事者は、そういった小さな身体のエラーに敏感になる必要があります。

 

勝手にエアコンを付けることはできませんが、水分摂取を促したり危険性を説明したりはできます。

 

私たちの仕事は命を守る仕事でもあることを認識しなければいけません。

 

この夏、最も気を付けなければいけない場所は屋外ではなく屋内です。