南の小言

100年健康を作るPTの日常

反省の1日。

今日の金沢は日中28℃程あり半袖でも軽く汗をかく日でした。そんな中、いつも通り利用者さんと屋外歩行練習をしていましたが、利用者さんが厚着をしていたこともあり後半夏バテ気味になりました。これ以上は危険と判断した私は本人を日陰に移し、車で迎えに行きました。

 

帰宅後すぐに状態は回復し元気になりましたが、リスクマネジメントが全くできていなかったことに反省しかありません。病院リハビリとは違い訪問リハビリは近くに医者がいません。ましてや屋外歩行練習中はご家族も周りにいないため、相応の責任が伴います。介入初期は徹底的にリスクマネジメントを実施していましたが、長い期間介入している中で完全に気が緩んでいました。相手は高齢者。油断して言い訳がありませんでした。

 

本人が極度の寒がりなことから多少の厚着は許容範囲だと認識してしまった点、普段から水分摂取量が少ないにもかかわらず出発前に水分補給を実施しなかった点が大きな失敗だと考えています。

 

これから益々暑くなりますし更に熱中症に注意が必要になります。

 

高齢の方と屋外歩行練習をする際は、「加齢による体温調節機能の低下」「持病の有無や程度」等本人の心身状況を鑑みることはもちろん、「その屋外歩行コースは適切か」「急変時即座に帰宅できるか」本人の状態に適したコースを選定できているかも深く考える必要があります。

 

その点への配慮が全く足りていませんでした。

 

この事態を結果オーライと捉えるのではなくインシデントとして捉え、自戒の念を持って明日以降に活かします。

 

反省の1日。そして訪問リハビリの責任の大きさを改めて感じる1日でした。