南の小言

100年健康を作るPTの日常

【運動】【栄養】【社会参加】

f:id:going373:20240711121245j:image

 

今日の午前中、金沢市のフレイルチェックにフレイルサポーターとして参加してきました。フレイルトレーナー(県内に5人程しかいない)になる為のきっかけ作りとして1.2ヶ月に1回は参加するようにしています。今回のフレイルトレーナーは優しいベテラン言語聴覚士だったので、しっかり自分をアピールしてきました。

 

健康の3大要素といえば【運動】【栄養】【休養】ですが、高齢者の場合は【休養】に変わって【社会参加】が入ってくる事が多いです。理由は決して休養が要らなくなった訳ではなく、大半の高齢者は有り余る程の休養を普段から取っているからです。

 

今日のフレイルチェックの参加者は14名。その内男性はたったの1人でした。そんな男性参加者(夫婦で参加)からこんな質問がありました。

 

「なぜ男性はこんなに少ないの?皆さんの旦那さんはどうやって健康を作っているの?」

 

明確な答えがある訳ではありませんが、デイサービス等を見ていても男性の利用率は非常に低く、男性の社会参加率の低さが浮き彫りとなっています。

 

自身でスポーツクラブに入会したりゲートボールクラブに参加したりと活動的になっている方もいますが、参加されている奥様たち曰く「旦那は家でゴロゴロしている」と…

 

女性が男性よりも健康寿命が長くイキイキしている理由は社会参加率の高さにあるのかもしれません。いくら休養が大切だとはいえ、高齢男性は休養しすぎている印象。

 

以前私のブログで女性の寿命が長い理由について語りましたが、男性の寿命が短い理由の一つとして社会参加率の低さが関与していることは間違いなさそうです。

 

ただ、色々な男性利用者さんと話していると、「女性が多いから参加したくない」と訴える方が多いのも事実。

 

国全体の健康寿命延伸を考えるのであれば、高齢男性の社会参加率向上が重要となってきそうです。

 

国全体で様々な意見を出し合う必要がありますね。