南の小言

100年健康を作るPTの日常

令和6年能登半島地震

1月1日、例年より暖かく気持ちの良い正月を迎えることが出来そうだったそんな矢先、大きな地震が発生しました。

 

【令和6年能登半島地震

 

被害は能登半島を中心に金沢や富山、新潟にも及びました。ビルや家屋の倒壊や道路の陥没、火災や津波などが起こり至る所で発生し、死者は現状30人と言われていますが恐らくもっともっと多いでしょう。

 

1000年続く輪島の観光名所【朝市通り】も一面焼け野原となりました。

 

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私の住んでいる金沢の中心街はそこまで大きな被害はありませんでしたが、能登半島から比較的近い地域に住む私の父母や友達は大きな被害を受け、断水や停電より避難所に避難していたそうです。SNSでは、自分自身が生まれ育った家が崩落していく様子を投稿している友達がおり、胸が痛くなりました。

 

昨晩の段階で、近くの避難所に避難している友達も沢山いましたし、道路の陥没により帰省が出来なかった友達も沢山いました。それくらい甚大な被害を被った能登半島地震。まず生きていることに感謝しなくてはいけません。

 

正月早々こんなことになるなんて誰が予想したのでしょうか。

 

今でも夢なのはないかと疑ってしまいます。

 

私たちは今何ができるのでしょうか。更なる非常事態に備えることで自分の身を守ることは出来ますが、災害にあった人達に私たちができることは物資支援や募金などに限られてきます。現場で復興活動に参加したい気持ちもありますが動けない状況。やるせなさを感じます。

 

私が昨日最も驚いたこと。というよりも素晴らしいと感じたこと。

 

それは、きゃんばすの社員みんながまず利用者さんの安否確認を実施したことです。もちろん自分達やその家族も被害を受けています。それでも訪問看護やリハビリの仕事をしている以上、利用者さんを守る義務もあります。その義務をしっかりと遂行している様は恭敬の念に耐えません。

 

予定通りリハビリを実施するのは当たり前、不測の事態でも対応するからこそ在宅サービスの価値があると思っています。

 

当時私が中学生だった頃に発生した東日本大震災は、石川県はあまり大きく揺れなかった為、自分やその周りに被害を受けた人はおらず、事の重大さをあまり分かっていませんでした。しかし今回は私の住む石川県がとんでもない規模の被害を受けています。そして父母や友達が二次災害に悩まされ避難している現状。

 

こんな大地震が起きて一人暮らしの高齢者が不安じゃない訳がありません。

 

利用者さんの【人生】を支えることが私たちの責務であり、当たり前の仕事です。

 

いつ再び大きな地震が起きてもおかしくありません。

 

少しでも早く被害拡大が止まりますように。