南の小言

100年健康を作るPTの日常

病院も工夫を凝らす時代

【令和6年能登半島地震】の死者が日に日に増加しています。家族を失った人のインタビューを見ていると感情移入してしまいます。私や家族で大きな怪我をした人はいませんが、行方不明者の欄に私の先輩の家族の名前が出ていた時は鳥肌が立ちました。直接的に被害を受けていない私でさえ今でも心が落ち着きません。被害を受けた方々は気が気でないでしょう。震災があってから毎日同じような文章を書いていますが、それくらい同じ県民の被害は心に来ます。一刻も早く復旧出来ますように。

 

 

金沢に昔から存在する総合病院が新たな事業をいくつか始めました。

一つ目は「ホスピタルキッチンカー」という事業。病院の正面玄関前に週替わりでキッチンカーを呼ぶというもの。連日混み合っているようです。

二つ目は「ミライノヘルス」という事業。ダイエットや生活習慣を改善するために、病院勤務のリハビリスタッフがパーソナルトレーニングや栄養指導、オンラインサポートといったものを自費サービスとして実施するというものです。

 

いよいよ病院や施設などの医療機関も、PTを自費領域へ展開させるようになってきました。ただ、この病院に関しては経営が傾いているという話を聞いたことがある為、【PTの可能性を見出した】というよりも【苦肉の策】なのかもしれません。

ただ、いずれにしてもPTの働き方が変わってきていることは事実です。そして医療機関が自費領域へ展開すると、一個人が始めるよりも安心感が生まれるため、拡大力も強いでしょう。

 

やはり医療現場において【医者の意見】というのは本当に影響力があることを実感します。

 

資格の無い人間よりPTの意見の方が信憑性があり受け入れられやすいとよく言いますが、それでも医者がバツといえばPTがいくらマルと伝えても覆すことは難しいのが現状です。

 

今後も医療機関が自費領域へ展開してくることは増えてくるでしょう。

 

トレーナーやPTが運営しているフィットネスジムは、彼らに食われないように出来ることを実施し続けなくていけません。