健康について勉強していると、随分と前から国民の健康問題や健康寿命問題が掲げられていたことが分かります。しかし、問題は年々大きくなっており、健康寿命と平均寿命の差は益々拡大しています。国は様々な施策を打ち出していますが、成果は乏しいのが現状。それほど解決の難しい問題であることが分かります。
そして解決を難航させている大きな要因は、やはり【個々の意識の低さ】でしょう。お金に関する将来的な心配は多くの国民が抱いており、貯金や資産運用に若いうちから取り組んでいる人が増えています。しかし自身の身体について将来的な心配をしている人はなかなかいません。
「若いうちは大丈夫」
そう思っている人が多く、若いうちにしっかり健康の礎を築くことが将来の健康にも繋がることを理解していません。
そのため、将来健康を害する大きな要因となる「痩せ(栄養不足)」「睡眠不足」「運動不足」を抱えている若者が急増しています。特に痩せすぎ女性の増加は著しく、SNSでモデルやインフルエンサーを見て【不健康体】に憧れを持つ若者が溢れています。
これは大問題。健康寿命延伸どころか短縮に拍車をかけることになります。
ただ、こういった人に正論を訴えても響きません。
手軽に栄養が摂取できるサプリメントが流通したり、睡眠の質を高めるマットレスや枕がたくさん発明されたり、フィットネスジムが急増したりと健康寿命延伸に寄与するものは増えてきているものの、マイナス要素は拭いきれていません。むしろ昔はなかったマイナス要素が出現しています。
プラスを拡大させマイナスを削減することが私たちに課せられた課題です。
SNSが当たり前になっている時代の中で、間違った常識の拡大を食い止めなくてはいけません。