今日の金沢の気温はついに30℃を超えました。5月頭でこの気温は異常ですね。私はそんな中、朝からバスケの大会に参加してきました。短い試合ではありましたが3試合出場し、終了次第仕事へ。我ながらタフな一日だったなと感じました。
果たしてあと何年バスケと仕事を両立する身体的体力があるのか。不安になりますね。
皆さんは要介護状態になる主な理由をご存知ですか? 認知症が18.7%と最も多く、次いで脳血管障害が15.1%、高齢による衰弱が13.8%、骨折・転倒が12.5%と言われています。どれも生活習慣の改善で罹患や進行を食い止めることができる可能性が高まりますが、確実ではありません。この中で唯一努力で「確実」に防ぐことが出来るのは骨折、転倒です。(骨粗鬆症による自然骨折や事故等による咄嗟の転倒は除く)
転倒は運動と身体の使い方と意識で確実に防ぐことができます。(持論)
転倒による怪我は人生を大きく狂わせます。特に高齢者の転倒は怪我はもちろん最悪死に直結する場合があります。
昨日無くなった唐十郎さんも、死因は転倒による急性硬膜下血腫。言い方は悪いですが、転倒がなければ亡くなることはなかったということです。
私も仕事柄転倒によって要介護状態となった人を中心にリハビリを実施させて貰っていますが、転倒するまでは何の不自由もなく生活を送っていた人ばかりです。転倒による骨折が予後を大きく変えてしまったことは否めません。
運動習慣がある人で転倒を繰り返している人は極小数です。若い頃に運動習慣があっても歳をとってから運動しなくなった人も大半が転倒を繰り返しています。生涯運動を続ける事が転倒しない最善策であることは私の経験上間違いありません。
栄養、休養、運動の3つのバランスが健康的な身体作りに大切ですが、特に運動が重要であると常々感じます。
若いうちから運動習慣を持つことは大切ですが、障害継続しなければあまり意味が無いことをこの仕事をしていると良く分かります。
ただ、若いうちから運動習慣を持つことが無かった人は歳をとってから運動を習慣化することに人一倍苦労します。
何事も早ければ早いほど良いというのは健康づくりも一緒です。