南の小言

100年健康を作るPTの日常

【良い医者】を選べ

とある整形外科医のYouTuberがこのような配信をしていました。
 
【行かない方が良い整形外科5選】
 
①レントゲンだけ取り続ける整形外科
②リハビリと称し電気治療だけ行う整形外科
③専門医が在籍していない整形外科
④手術治療を提供、提案しない整形外科
⑤治療方法を患者さんに決めさせる整形外科
 
行かない方が良いという言い方は課題広告とも捉えることができますが、私はあながちこの5つは間違っていないと思います。特に①と②が横行しています。レントゲン上問題無し→湿布処方という流れが未だに当たり前のように存在します。実は医者よりも、そこそこ腕のあるPTの方が知識がありますし痛みの原因を特定できます。ただ、PTはレントゲンを撮ることは出来ませんし診断を付けることもできません。PTは医者在りきの業種であるため患者さんは医療現場のトップである医者の意見を鵜呑みにします。これは健康寿命の延伸を考える上でも良くない流れです。
 
もちろん良い医者や病院もたくさんありますが、患者さんには判断が難しいところです。そこで上記の5つは良い指標となります。患者側はもちろん、スモールジムに痛みを抱えた方が来られた場合は、この指標を参考に、果たしてその会員さんにとってその病院が適切かどうかの評価をすると良いと思います。
 
そうでなければ(良い医者でなければ)、【予防家の範囲】と【治療家の範囲】を考える際に治療家側に期待できる範囲が狭くなります。それは会員さんにとってもデメリットが大きくなります。
 
日々メディカルサポートを実施していると、痛みを抱えている会員さんに共通する事項があります。それは【主治医の診断が抽象的】【リハビリはホットパックと牽引】この2つです。
 
簡単に言うと【医者がテキトー】
 
トレーナーは、こういった情報を会員さんから聞いた時、医者を敬いながらも病院を変えてもらうよう促していくことも必要です。医者を否定し続ける整体師やトレーナーは会員さんから嫌われますし当然医者への敬意は忘れてはいけません。
 
そこは巧みな話術と信頼関係が必要ですが、まずはトレーナー側も病院や医者の良い悪いを見極める目を養っていくことが重要です。そして、ここには経験が必要です。
 
疑いの目から入る必要はありませんが、正確なタッグを組むためにも吟味は必要です。