南の小言

100年健康を作るPTの日常

SNS運用の目的は?

5月も終わりに近づいています。あまりにも時が早過ぎて焦りすら覚えます。今日は何をしただろう…と考えてしまう日を少しでも減らしたいですね。

 

訪問看護ステーションきゃんばすのInstagramを開設して約一ヶ月経過しました。

 

継続した投稿を心掛けてはいますが、一人で動かしている点とSNSの運用が不慣れな点から毎日投稿ということがなかなか難しく、数日に一回の頻度での投稿となっています。それでもフォロワーは600人手前まで増加しました。フォロワーを増やすために運営しているわけではありませんが、日々のモチベーションにはなります。

 

訪問看護ステーションと名乗ってSNSを動かしていることから、毎日のように他の訪問看護ステーションからフォローが来ます。その度にフォローしてくださった訪問看護ステーションの概要について調べていますが、ほぼ確実にどの訪問看護ステーションも2022年以降に開設されたステーションです。いかにここ数年で訪問看護ステーションが爆増しているかが分かります。

 

おそらくどこのステーションも主に2つの目的を持ってSNS運用に取り組んでいると思います。それは売名と求人広告。訪問看護ステーションは他ステーションとの差を出しにくい部分があり埋もれてしまいがちです。その為、SNSの運用は売名の大きな武器になります。そして求人広告。看護師が足りていないステーションが多く、無料で求人広告を出す事ができるSNSは非常に重宝されます。事実、SNSを見て入社を決めたというケースも多いそうです。職場内の風通しの良さをアピールする為にスタッフの会話風景を投稿したり、研修体制をアピールする為に研修風景を投稿したりとそれぞれが求人活動に工夫を凝らしています。SNSを通じて全く違った業界の企業とタイアップしたケースもあるそう。SNSには無限の可能性を感じます。

 

ただ、SNSを運用している目的を見失ってはいけません。最近では企業の意図とは全く関係の無い投稿をしてしまうことにより、逆にイメージダウンに至ったケースも少なくありません。

 

私が先程Instagramを見ていると、残土処理業社の公式アカウントが投稿した、現場作業中に上着を脱ぐ女性スタッフをカメラが追いかけるといった謎のリール動画が流れてきました。案の定コメント欄は批判の嵐。会社を背負ってSNS運用をしているとは思えない発想です。一体どういった目的を持ってこの動画を投稿したのでしょうか。インパクトを求めた結果、道を逸れてしまったのでしょうか。社内に否定的な意見を訴える社員は存在しなかったのでしょうか。理解に苦しみます。

 

炎上による売名が目的だったのであれば成功なのかもしれませんが、私が経営者であればこういった投稿をしている企業とお仕事はしたくありません。

 

ただ、こういったケースは稀ではなく、SNS上での差別化を図る為に邪道に走ってしまうといった事例が多発しています。

 

投稿する際は、どういった目的で行うのかを毎回考える必要があります。

 

以前、SNSで炎上していた飲食店をGoogleで検索してみると、星1レビューが激増していました。炎上内容の揚げ足をとるようなコメントで溢れかえっており、そのコメントを残している人たちはおそらくその飲食店には直接行っていません。

 

コメントする側も相当悪質ですが、それだけSNSは危険を秘めています。

 

当たり障りのない投稿を続けてもなかなか思うような結果が出ない可能性はありますが、だからといって邪道に走る事だけは避けなくてはいけません。

 

上手に運用できれば、無料かつ最強の広告媒体になると思います。

 

ちなみに私のSNS運用の目的は、

①売名

②求人広告

③スモールジムへの興味喚起

④他社との情報共有及びヒントの獲得

⑤(SNS運用の苦手な私の練習)

 

といった感じでしょうか。

 

CMさんから仕事を頂く必要がある以上はSNSが直接的なお仕事に繋がる可能性は極めて低く、別地域の訪問看護ステーションとお仕事をすることもありません。ただ、スモールジムは全国展開しており、今後も増え続けます。その為、別地域の人がスモールジムに興味をもってくだされば、その地域のスモールジムに入会して頂けるチャンスもあります。そう考えると、別地域の訪問看護ステーションと繋がりをもって損はありません。

 

私はこういった目的でSNSを運用しています。

 

効果が出るか出ないかは別として、行動しなくては何も生まれません。

 

SNS運用リスクを最大限に考えつつ、適切な運用を進めていきます。