南の小言

100年健康を作るPTの日常

一歩先を進む同期

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9/3に石川県産業展示館にて開催された輸入車フェアに行ってきました。車が大好きな私からすればまさに夢の国。目の輝きが止まりませんでした。一通り回り終え小腹が空いた私は、出口付近にかき氷の移動販売車を発見。35℃を超える猛暑日だった為、自然と身体が引き込まれていきました。

 

そこで店員さんの顔を見てびっくり。私の病院勤務時代の同期でした。彼はOTですが、同期として苦楽を共にしてきた人です。公務員のやりがいの無さをいち早く共有することが出来た同じ思考の持ち主です。そんな彼も、私が退職した約1年後に退職したそうです。

 

「自由にやりたいことをやりたい」

 

そう考えた彼は、友達と移動販売を開始。

(写真は彼の移動販売車)

 

今は自由で楽しい毎日を送っていると笑顔で話してくれました。

 

まさに【熱中するほど好きなことで、他社貢献できるもの】を見つけたようです。

 

彼は医療とは全く別の業界へと移ったわけですが、素晴らしい行動力だと思います。

PTやOTを辞めたいけど辞められない人の特徴はいくつかありますが、その中でも多いのは【せっかく取得した国家資格を無駄にするのは勿体ない】という肩書きにしがみ付いてしまう思考です。

 

私は、PTやOTの【資格(肩書き)】ばかりを大切に仕事をしている人はいずれ淘汰されると思っています。今後必要な人材はPTやOTの【知識を活用できる人】です。当然、肩書きがある方が信頼度や発言の信憑性は高まりますが、個人が自慢げに扱うものではありません。あくまで他者がその人をどう見るかの評価バッテリーでしかありません。国家資格に限らず、資格はたくさん持ってて損はありませんが、他社貢献に用いなければ単なる自己満の類です。そんな資格に依存してしまうと、見える世界も狭まります。

 

私は、資格を使わず新たな道を開拓する彼のような生き方も非常に良いものだと感じます。組織に加入せず、自らリスクを背負って行動する姿勢は、尊敬の念に堪えません。

 

土俵は違えど思考は同じ。

 

私も彼に負けないように行動していきます。