南の小言

100年健康を作るPTの日常

医療・福祉・介護・教育・予防を一つに

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一昨日、金沢市福祉健康局障害福祉課の担当者から連絡があり、5/29付で弊社が営む訪問看護ステーションきゃんばすが正式に共生社会推進事業者の認定を頂きました。

 

5/29の記事にも記しましたが、共生社会推進事業者とは【共生社会の実現に向け、障害のある人への差別の解消や合理的配慮の提供等に積極的に取り組む事業者】の事を指します。

令和4年12月5日に【共生社会を推進する金沢共同宣言】が実施され、共生社会推進事業者認定制度が始まりました。

 

弊社は、訪問看護ステーションとしては市内初の認定を頂きました。

 

私たちは仕事柄障害のある方と接することが当たり前ではありますが、世の中はまだまだ障害のある人への配慮が足りておらず、安心して生活を送るには障壁が多すぎます。

 

スモールジムと訪問看護ステーションきゃんばすを通して、医療・福祉・介護・教育・予防の全てに携わっている私としては全てが同程度に大切であり、どれも蔑ろにすることは出来ません。

 

元を辿ると【予防】の観点が最も大切であるという考えは変わりませんが、では病気や障害のある人は救わないのか?それは違います。

 

私たちに出来ることはたくさんありますし、逆に私たちだけではどうしようも無い部分もたくさんあります。

 

そこで、私は金沢市が推進しているこの活動に積極的に参加し、地域貢献に精を出したいと考えています。

 

 

我が国は完全に資本主義であり、お金が伴わなければ動かない国民が大半です。しかし、こういった直接的にはお金にならない努力や取り組みが時間と共に大きな価値を作ると思っています。

 

ボランティア精神だけでは生きていけない世の中ですが、ボランティア精神は失ってはいけない思考だと思っています。

 

【1人でも多くの人を救いたい】

 

綺麗事を言うことは誰でもできます。ボランティア精神で行動している人が最も偉いとも思いません。しかし、人に尽くせる人は報われると思っています。下心がある尽くし方は、他人には分かります。それは、下心を持って人のために尽くす場合に不自然さがあるからです。

 

日本人は器質的に【人からどう思われるか】を無意識に基準にしてしまいがちです。自分の気持ちや欲求よりも他人の顔色や都合を大切に生きていれば、人のために尽くす努力が報われないものになるのも当然です。それが世の理です。

 

まずは自分を尊重し、思いたったら日々行動に移していく必要があります。

 

他人の評価や目先の利益を気にするあまり、ボランティア精神や多くの人を救いたいという精神を忘れては行けません。

 

多くの人を救い、価値ある人間になりましょう。