南の小言

100年健康を作るPTの日常

今後の理学療法士

皆さんはゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。石川県は快晴。気温は高いですが心地良い風が吹いており非常に過ごしやすい日となっています。

 

私はお仕事ですが、どこの商業店舗も人で溢れかえっていると思うので、仮に休日だったとしてもお出かけが億劫になっていたかもしれません。

 

先日、学生時代の友達PT4人で飲みに行きました。私を含め3人は金沢で働いていますが、1人は大阪で働いています。各々の仕事事情や今後について熱く語る事ができ、価値のある会になりました。

 

大阪の平均的なPTの給料と金沢のような地方の給料にここまで大きな差があるのかと驚きました。もちろん施設や病院によるとは思いますし、都会の物価は異様に高いので、支出額も大きくなると思います。

 

現在、少子高齢化社会に伴い介護施設等の福祉施設が増加し、医療職の需要が高まっています。しかし、実はPTの平均年収はここ数年でほぼ変化していません。むしろ下降傾向にあります。需要が増している時代であるにも関わらず、なぜPTは衰退してしまっているのでしょうか。

 

①PTは毎年1万人増加しており、需要を供給が上回っている。

 

理学療法は診療報酬によって料金が決められている為、新人PTとベテランPTで料金が変わらない。(勤続による昇給が見込みにくい)

 

③リハビリの重要性がまだ世の中に浸透しきっていない。

 

これらのことが考えられると思います。

 

時代に乗っているにも関わらず供給過多を起こしているという珍しい状況が起こっています。

 

その為、今後PTは更に個々の取り組みが重要になってきます。

 

PTは開業権を持たない為、理学療法士と名乗る開業はできませんが、別の方法で開業するPTが非常に増えています。整体やパーソナルジムを中心に個々の専門性を活かした方法で開業しています。

 

病院勤務であれば、職を失う可能性は低いですが、開業する場合当然リスクが格段と上昇します。

 

人生に何を求めるかでPTとしてあるべき姿が大きく変わります。特に何も求めずとも、PTとして働いていればおそらく必要最低限の生活は問題なく送る事はできるでしょう。

 

少しでもゆとりのある生活を求めるのであれば、一歩踏み出さなくてはいけません。

 

老後も笑って暮らす為には、極限まで自分の価値を高め、目標に向かって走り続ける必要があります。

 

何も考えずただ淡々と業務をこなすか、常に未来を見据えながら必要な行動を起こし続けるか。将来性があるのが後者であることは火を見るより明らかです。

 

何かに頼るのではなく、自分で行動していきましょう。