南の小言

100年健康を作るPTの日常

時間内に収める難しさ

介護保険利用下での訪問リハビリ利用の場合20分を一単位とし、週に6単位まで(一回40分であれば、週3回まで)という制限があります。医療保険利用下での訪問リハビリ利用の場合は、1回30分以上~90分未満の訪問を、看護師と合わせ週3回まで可能です。

 

最近は、訪問リハビリを時間いっぱいまで行わずに終了するPTやOTが問題視されているそうです。病院や施設と違い、利用者とセラピストしかいない状況が生まれる為、早めに切り上げるケースが増えているそう。

 

当然許される行為ではありませんが、私は逆に時間が足りずに悩んでいます。

 

医療保険利用下での訪問リハビリ利用の場合、30分以上~90分未満のリハビリ時間となります。つまり、30分実施する場合と90分近く実施する場合とで売り上げは変わりません。会社としては短時間でたくさんの利用者に介入できた方が効率が良く、言い方を変えるなら、その方がたくさんの人を救うことができます。

 

しかし私の場合、実施したいことを詰め込むとどうしても時間が足りなくなってしまいます。

 

週2回の介入の利用者が大半なのですが、少ない時間や頻度の中で結果を出すのが難しく、どうしても内容を詰め込んでしまいます。

 

短時間低頻度でもしっかりと結果を出す知識や技術、時間内に円滑にリハビリを進める手際の良さが必要だと痛感します。

 

今は訪問リハビリ予定の空きによりスケジュールがきつきつになっていない為、多少延長してしまっても次の予定には影響しませんが、今後予定がタイトになってくると、手際の悪さから中途半端に終了するケースがでてきてしまう可能性があります。

 

それだけは絶対に避けなくてはいけない為、所要時間を考慮した入念なプログラムの立案及び手際の良さを追求していきたいと思います。