南の小言

100年健康を作るPTの日常

これもお仕事

私は基本的にはジムのレッスンには参加しませんが、月に数回臨時でレッスン講師を務める時があります。

 

そのレッスンの時に肩痛に悩んでいる会員様がいらっしゃいました。話を聞いていると、同じ整形外科病院のリハビリに半年近く通っているがなかなか良くならないとのこと。私は動作分析を行った上で、私の考えとその整形外科病院のリハビリの問題を伝え、別の病院を提案しました。

 

その結果、別の病院でのリハビリ2回で完治したそうです。

 

実際私が治したわけでもありませんし、転院の提案は正直誰でもできることです。しかし、PTとしての見解をしっかりと伝えたことが会員様に響いたのではないかと考えています。

 

全てをジムで解決しようとせず、専門外の部分はしっかりとその手のプロに任せる事が、回り回って自分達のジムの方を高めることになるのではないかと思いました。

 

痛みの理由がわからないとき、病院での画像診断を促すことは逃げではなく、会員様により満足して頂く手段になると思います。

 

出来ないこと、分からない方を然もわかったかのように振る舞う事が大きな問題だと思います。メディカルとフィットネスを埋めるというコンセプトの元活動しているにしても、業務形態上出来ないことはたくさんあります。どこまで実施できて、どこからが範囲外かをしっかりと見極める必要があります。

 

会員様にとって最善の判断をすることが最も重要

だと思います。