南の小言

100年健康を作るPTの日常

ゴットハンドは量産できない

【画像あり】ゴッドハンドについての考察 - ガジェット好きゲーマーぶろぐ

そういえば、昨日の記事で継続100日目を記録しました。たった3ヶ月ちょっとですが、毎日の習慣になりましたし、自分や世の中を見直す良いきっかけとなっています。皆さんの記憶に少しでも私の記事が残ればと思っています。

 

【ゴットハンドは量産できない】

 

そもそもゴットハンドは存在するのか。甚だ疑問ですが、特殊な徒手治療方法を売りにしている整体院や整骨院をよく見かけます。3/20の記事でも取り上げたボキボキ整体なんかもまさに特殊な徒手治療方法です。ただ、こういった【徒手療法】を売りにした治療院は再現性が低く、スタッフによって治療の質が大きく変化してしまいます。その為、事業規模拡大が非常に難しく、個人で起業後1店舗を運営し続ける事が大半です。

 

整体院や整骨院はここ10年程で急速に増加しました。また「腰痛専門」「痺れ専門」「産後ケア専門」等同じ分野でもそこから派生した専門店が増加しています。今まではそれらの治療院は柔道整復師が開業することがほぼほぼを占めていましたが、最近は理学療法士民間資格保持者が開業するケースも増加しており、時には無資格のスタッフも在中していたりします。

 

最近は理学療法士の事をメインに記事にしてきましたので、今日は柔道整復師鍼灸マッサージ師の現状も記していきます。

 

ここ数年で柔道整復師鍼灸マッサージ師が営んでいる治療院が軒並み廃業しています。治療院は年々増加しており顧客の取り合いが熾烈化しています。それに伴い毎年廃業件数が増加しています。また、診療報酬の改定により保険診療の療養費が減少し市場は衰退、開業しても維持が難しい状況に陥っています。治療院を経営している方々からすれば危機的状況です。

 

そして、それ以上に恐怖となる存在は【大手マッサージチェーンの爆増】です。急速に事業規模拡大している大手マッサージチェーン店のスタッフはほとんどが民間資格もしくは無資格。専門性に乏しくとも組織としての圧倒的なマーケティング戦略、経営力で国家資格保有者の居場所を奪っています。柔道整復師鍼灸マッサージ師はもともと開業権の存在が売りの一つであり、カリキュラムの中に経営学があります。しかし、それだけでは上手く行かないのが現実。いくら専門性に長けていても、経営面に長けている人には叶いません。

 

しかし、柔道整復師鍼灸マッサージ師の知識と技術は、私たちが重要視している【予防】の観点や社会問題の解決には必要不可欠であると考えています。

 

1人で治療院を始めるも再現性が低く経営面も未熟であることから廃業してしまう現状を変えていかなくてはいけません。

 

スモールジムには既に【スモールジム×整体】の店舗が存在します。こういったオーナーの特別な知識と技術をスモールジムと合致させ、治療院の垣根を超えた店舗が増加すると、より多くの人を救うことが出来ると考えています。

 

柔道整復師鍼灸マッサージ師も理学療法士と同じ体の専門家。しかし、違いもたくさんあり幅広い層の人を救うことが出来ます。

 

理学療法士は病院や施設、柔道整復師鍼灸マッサージ師は整骨院鍼灸院のような凝り固まった概念ではなく、もっと新たなプラットホームとなるようなものを作ることができればと思っています。

 

【スモールジム×〇〇】

 

この○○には何でも当てはめることができ、それは種類が多ければ多いほど救うことが出来る層が増加します。

 

一店舗の治療院だけに留まらず、その素晴らしい専門性をもっと多くの人に届けましょう。