「石の上にも三年」
これは本来「我慢強く耐え忍べば必ず成功する」という意味であり、昭和上司がよく言う「辛くてもすぐにやめては行けない」という根性論ではありません。前職では、仕事のストレスを度々上司に相談していましたが、その都度上記の言葉を掛けられました。根性論として。そして最後には毎回こう言われます。
「この程度で弱音を吐くやつはどこいっても通用しない」
平成元年生まれの上司でしたが、今考えると本当に鬼上司です。(笑)
「一つの企業に定年まで勤続」「長時間労働」「休みが取れない」これは完全なる時代錯誤(アナクロニズム)
人は時代の変化に応じて変化する必要があります。チャールズ・ダーウィンの言葉にこんな言葉があります。
「生き残るものは最も強いものや最も賢いものではなく、最も変化に上手く対応できるものだ」
目まぐるしく変化する時代。ITの発展に伴い、今まで人間が行ってきたものの大半は機械で代用できるようになりました。ただ、変化しているのは技術面だけではありません。人間の考え方や在り方も変化しています。これは良いとこ悪いとこありますが、当然その変化にも上手く対応していく必要があります。
一昔前までは部活の顧問が部員に手を挙げることも普通にありましたが、今の時代そんなことしようもんなら簡単に解雇されてしまいます。セクハラやパワハラ、暴力等の閾値が圧倒的に低下しています。SNSで少しでも失言すると、外部から罵詈雑言を浴びせられます。全く関係ない人からも簡単にチャチャが入ります。
本当に住みずらい世の中になりました。
しかし、そんな世の中にも上手く対応していかなくては行けません。日本人の特性でもある【人に合わせる】を推進している訳では全くありませんが、臨機応変にこちらも変化していく必要があります。
終身雇用も当たり前ではありませんし、年金が貰えることも当たり前ではありません。何もかもが当たり前ではなくなってきている時代の中で、大半の人は変化に対応しきれず保身的になります。
保身的になることは変化に対応できていないことと同じです。
自らで活路を見い出し、こちらから新しい時代を築いていくスタンスが必要だと思います。