南の小言

100年健康を作るPTの日常

単純な商品はなかなか売れない

お金は問題解決の手段 : あなたがいかに素晴らしいかを伝えたい…今ここで

 

最近はシンプルな商品が売れにくくなっています。付加価値があって当たり前、シンプルな商品は相当な質が無いと売れません。

 

訪問看護ステーションの場合、【365日緊急時対応可能】や【認知症精神疾患も対応可能】等が過去には付加価値として存在していましたが、現在は上記2つは当たり前に備わっている条件となっており、付加価値扱いは受けません。その為、【精神疾患専門】や【リハビリ特化型】等いったターゲットを少し狭めた特化システムを取り入れることで差別化を図る事業所が増えました。

 

中には、訪問看護×遺品整理の組み合わせで差別化を図っている事業所もありました。【要介護状態の時はもちろん亡くなってからも弊社でサポート致します】と謳ってみれば確かに全く違う業種とはいかないかもしれませんが、コンプライアンス的にどうだろうか…

 

フィットネスジムであれば、パーソナルジム×カフェ(トレーニング後は当店自慢のコーヒーで一服)を謳ったジムが近所にありますし、フィットネス×トランポリンやフィットネス×ボルタリングといったものなどその種類は多岐にわたります。ただ、特殊なものを取りいれれば取り入れる程、ターゲット層が狭くなります。結局差別化に精を出しすぎることで尚更売れなくなるケースも稀ではありません。

 

今の時代、全く新しい商品を作ることは困難です。その為、商品を売るには既存の商品に付加価値を付けて差別化を図ることは必須となります。ターゲット層を明確にすることは非常に重要ですが、そのターゲット層に響くかどうかはまた別問題です。

 

差別化を考えすぎるがあまりぶっ飛んだ商品になってしまっては本末転倒。付加価値が【不可】価値となってしまいます。

 

①市場な状況やニーズの分析

②ターゲットの明確化

③需要のあるコンセプト作り

 

この三つは商品を売る上で特に大切だと思っています。

 

質の向上も並行して行いつつ、世に貢献できる付加価値をたくさん生み出していきましょう。