南の小言

100年健康を作るPTの日常

2対6対2の法則

【2対6対2の法則】は結構有名ですよね。働きアリでよくみられる法則で、人間界ではこの法則が露骨に現れていると言われています。

 

簡単に言うと、組織のような集団は、優秀な人材が2割、平均的な人材が6割、下位の人材が2割に別れるというものです。

 

これはどのような組織や業界でも当てはまり、汎用性が非常に高いものです。

この法則を覆すことは非常に難しいことですが、この法則によって世の中が成り立っているとも言えます。

 

人間がすべて下位タイプの場合はもちろん、どのタイプに全振りしても世の中は成り立たないでしょう。10割が優秀な上位タイプだとしても国は崩壊すると思います。

 

今回は、知識と行動の関連をこの法則に当てはめて考えます。

 

私たちは訪問リハビリやフィットネスジムを介して、運動環境を作ると共に利用者さんに知識の提供も行っています。訪問リハビリでいうと、筋肉増強を図る為の自主トレーニング指導や動作指導、フィットネスジムで言うと、ボディメイクを図る為の自主トレーニング指導や生活姿勢指導、栄養指導等を実施しています。

 

しかし、この時も【2対6対2の法則】が当てはまっています。

 

上位2割:提供した知識を元に積極的に行動する人

 

中位6割:提供した知識を元に行動を試みるもなかなか継続できない人

 

下位2割:行動を起こすことが出来ない人

 

前述したとおり、この法則を覆すことが難しいです。ただ、私たちの目標はあくまで利用者さん全員を上位タイプへ引っ張る事です。

 

中位タイプの方が大半であり、知識や動機も十分だが行動の継続が難しいというなかなか解決の難しい状態です。

 

しかしその点こそが、PTやトレーナーの腕の見せ所であり、大きな価値を作る事ができる場面です。

 

努力は裏切らない!という言葉には賛否の意見がありますが、フィットネス単体でいえば、努力はほぼ100%裏切りません。

 

会員様が目標達成に向けて努力できる環境を作る(上位2割に持ち上げる)ことが私たちに課せられたミッションであり、追求し続けなくてはいけないことです。

 

この法則を覆す存在を目指していきましょう。