南の小言

100年健康を作るPTの日常

下がり続けるPTの給料

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今日も資料作成day。どこかのカフェでモーニングでも食べながら優雅に資料作成しようか迷いましたが、疲れたら歩き回ったり声を出したりできる事務所が一番自由で落ち着きます。土日は事務所に基本誰もいないので、音楽を聴きながら作業をしています。カフェで作業をするより優雅かもしれません。

 

先日、SNSにてPTの給料が全国平均を下回ったという記事を目撃しました。PTの生涯年収は1,8億円ほど。日本の平均生涯年収は2.2億円ほどと言われている為、明らかに下回っています。地方病院勤務の場合、役職に就くことが出来なければ月20~30万円から抜け出すことはできないでしょう。

 

また、現状まったく足りていない介護士の給料が8,000円賃上げというニュースも流れました。それに対してPT界隈も声を上げているようですが、実際医療現場では飽和状態であるPTの賃上げは期待できないでしょう。ましてや、社会保険料が年々増加している中、リハビリ界隈へプラスの目が向けられることはありません。

 

ただ、PT界隈が声を上げていると言っても、声を上げているのは病院や施設勤務で駒のような扱いを受けている人たちだけ。整体などの自由診療をしている人やピラティススクールやフィットネスジムを運営している人など、PTの知識を持って自ら活路を見出した人は一切文句を言っていません。つまり、行動力の無い人や大欲が無い人ほど、現状に文句を言っている傾向にあります。確かに保険診療の中でPTとして働くには限界があると思いますが、PTの活躍の場はそこだけではありません。

 

医療、介護現場でのPTは飽和状態ではありますが、もっと広い視野で世の中を見たとき、PTの見識を必要としている人は大勢います。その部分にPTを届けていかなくては社会保険料は更に上がるでしょう。

 

社会問題に立ち向かうPTが増加すれば、健康な人が増え、更にPTの価値は高まるでしょう。

 

狭い箱で骨をうずめるPTを減らしていきましょう。