南の小言

100年健康を作るPTの日常

若いのは【今だけ】

ガッツポーズする若い男性ビジネスマン | sozaido

 

本日で26歳になりました。10代の頃は早く歳を取りたいと思っていましたが、22歳を超えた辺りから、歳を取ることが嬉しくないイベントになりました。若い若くないの捉え方はそれぞれですが、せめて歳を理由に弱音を吐く人生だけは送りたくないと常々思います。

 

「若いのにしっかりしてるね」

 

これは周りの方がよく私に掛けて下さる言葉です。こういった評価を頂けることは非常に喜ばしい事です。しかし、当然ですがこの評価は若いうちしか与えられません。この時点で成長が止まってしまうと「若いのにしっかりしてるね」が「その歳でそんなことしかできないの?」へと変化します。若いうちにどこまで成長できるかが今後の鍵となってくると思いますし、どこにでもいるサラリーマンで一生を終えないよう未来を見据えた行動を心掛けていく必要があります。

 

【若いのに○○】

 

これは社会において他者評価を受ける分には武器になるかもしれませんが、自分自身で武器として捉えるべきではないと思っています。むしろ歳で評価されている内は大したことない人材だという風に考えるべきだと思っています。

 

特に大きな企業で横行しているのが【エイジハラスメント】約40%の労働者が経験したことがあると話す職場でのあらゆるハラスメントの内【エイジハラスメント】もその一種です。これは年齢や世代が違うことを理由にした差別的言動や嫌がらせの事を指します。

「若いからこれ(重労働)をやって」「若いから疲れないでしょ」「若いのにそんなこともできないのか」

これは典型的なエイジハラスメントです。

 

本来エイジハラスメントは悪い意味(加害者がいて被害者がいる)で用いられる言葉ですが、「若いのに凄いね」「若いのに良くできるね」こういった類の評価も、年齢という制限を受けた評価であり、エイジハラスメントに近いものがあります。ただ、これはプラスの意味合いに転じている為、厳密にいえばハラスメントではありません。むしろ相手は褒め言葉として用いている為、受けた側は【嬉しい】という感情しか芽生えないかもしれません。しかし、年齢の制限を受けているということはあくまで若者世代と比較した場合の評価。若者世代の中での評価。

 

2対6対2の法則の上の2割を目指す者は、この言葉に決して満足してはいけません。むしろここからがスタートといったところでしょうか。

 

どんな若者も必ず歳を取ります。仮にスタート時点で有力扱いを受けていても結局成長しなければそれによって企業側に与える損失も大きく、元々の評価が高くなかった若者よりも信頼を失うのはスピードは速くなるでしょう。

 

【期待して損した】

 

ファーストインプレッションで大きな期待を受けた若者程、その後の出来次第でこう思われてしまうリスクが高くなります。

 

そうならない為には、若いうちから自分自身を高め続けなくてはいけません。いつか自分から【若さ】という可変的な取り柄が無くなってしまうことを理解し、その時の評価に囚われない姿勢で成長し続ける必要があります。

 

会社員の場合は【上司】が対象ということになるかもしれませんが、独立している場合は【協力企業様】等が対象ということになります。

 

とにかく成長し続けることはもちろん、人生において絶対に慢心しないことが大切だと思います。