南の小言

100年健康を作るPTの日常

薬は大切、でも薬害には気を付けて

5月中旬、5回目の新型コロナウイルスワクチン接種後に状態が急変し、急遽入院となった利用者さんが先日退院され、本日から再開となりました。

 

2ヶ月振りにお顔を拝見しましたが、別人のように痩せ細っていました。聞くと2ヶ月で15kg以上痩せたそう。元気そうな顔を見ることができて安心はしましたが、独居していたとは思えない程筋力が著しく低下しており、床から立ち上がるのもやっとという状況でした。

 

元々活発に動いていた方も長期入院となると、培ってきたものが簡単に崩れてしまうことを再認識することになりました。

 

この方も特別指示書が交付された為、明日から2週間毎日介入することになります。入院前に行っていたリハビリ内容とはまるっきり違う内容のリハビリになりそうですが、少しでも在宅で安心した生活を送ることができるように支援していきます。

 

この方は5回目のワクチン接種って症状が出てしまいましたが、過去の4回はまったく副作用が出なかった方です。こういった事例が起こってしまうと、利用者さんがワクチン接種の日を迎える度に大きな不安に襲われます。医療現場で働いている以上は【ワクチンは打たないで下さい】という事はできませんが、このようなケースが二度と起こらないようにと切に願っています。

 

歳を重ねるごとに病気になるリスクは高まりますし、病気になると薬物療法が必須となります。薬を飲まないと良くならない為致し方ない部分もありますが、当然薬にも副作用があり多量の服薬は身体機能低下を助長させます。薬と上手く共存していく事も健康に生きる上では大切です。

 

世の中で当たり前になっている薬を自分でも良く調べることが重要です。その薬は本当に自分の身体に必要なものなのか、医者の言う事は絶対では無く、多少は疑いの目を持つことも必要です。

 

自分が納得して飲むのであれば問題ありません。ただ、医者に勧められたから飲むというのは無くしていきましょう。不必要な検査、不必要な投薬を行う医者も沢山います。何かと理由をつけて処方しますが、薬剤師が調剤する時に「なぜこの薬が?」と疑問に思うケースも少なくないそうです。

 

自分の身は自分で守る。

 

自分で正しい情報を集めましょう。