南の小言

100年健康を作るPTの日常

人間の鑑

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8/3の記事でも記した初回訪問リハビリ介入後に自宅で転倒し入院された利用者さん。残念ながら退院後は自宅生活困難という判断が下され、老健への退院が決まりました。

 

これからのリハビリ次第では身体機能改善が強く見込める方だったので非常に残念です。加えて新規のCMさんから頂いたご依頼であり「必ず成果を残したい」と意気込んで取り組んでいたのでダブルパンチを食らいました。

 

数字への意識が強い私としては、半永続的に週二回介入する予定だったこの方の訪問リハビリが無くなってしまうことで売上の面が立たなくなる事に更に不安を感じてしまいました。

 

今回の件を管理者に話すと第一声が

「もっと良くなる伸び代しかない方やったのに残念やね」と、その方の将来を心配する発言しかありませんでした。

 

私たちの管理者は【人間の鑑】だなと感じました。ここ数年で数え切れない程の訪問看護ステーションが開設され、数え切れない程廃業しました。訪問看護ステーションは飽和状態とも言われています。そうなると既存の訪問看護ステーションが激戦を勝ち抜く為には、いかにして数字を作るのかがとにかく重要になります。

 

Twitterで全国の訪問看護ステーションの管理者のTweetを見ていると、数字への意識、執着が異常です。ただそれは当然とも言える事です。しかし、私たちの管理者からそう言った発言は聞いたことがありません。常に利用者さんの話、若しくは私たちの負担になっていないかの心配をしてくれます。

 

〇〇モーターの上司陣とは真逆ですね。

 

数字を求めることも時には必要かとは思いますが、私自身が数字への意識が強い為、下手にプレッシャーをかけられるよりは常に高いモチベーションで職務に専念することができます。

 

恵まれた環境で働けている事に感謝し、もっと盛り上げて行きたいです。