某就職サイトが昨年5月に掲載し6月に一気に拡散。大炎上した記事「世間一般での底辺職業ランキング」
炎上後に記事は削除されたものの、先日再び取り上げられて、更に炎上しています。
その中には「土木、建築作業員」「警備スタッフ」「工業作業員」「倉庫作業員」「コンビニ店員」「清掃スタッフ」「トラック運転手」「ゴミ収集スタッフ」「飲食店スタッフ」「介護士」「保育士」「コールセンタースタッフ」の12の職業が記載されています。
「そりゃ炎上するだろ」といった内容です。どの職業もなくてはならない存在ですし、その職業で必死に働いているに失礼極まりないですよね。人を不幸にする職業以外に不必要な職業なんてものはありません。それが世間一般の意見です。
問題はなぜこのような記事を書いたのか。どういう意図があったのか。いくつか考えられることはあります。
①大袈裟な言い方をする事で注目を集める為
膨大な記事や情報で溢れる世の中で自社コンテンツに注目して貰う為には、大袈裟かつ過激な伝え方をした方が人々の目には留まります。方法論の観点だけでいえば、よくある流行の手法です。
②炎上商法
就職情報サイトなのでおそらく無いとは思いますが、はなから炎上させることが目的である商法です。炎上すればするほど就活には関係のない世間一般の人たちにも注目される事になるので周知されやすくなります。ただ、企業イメージが大切な就職情報サイトでは炎上商法は無意味でしょう。
再生数を稼げば収益を得られるビジネスであるYouTuberなどでよく見られますよね。
③単純にライターの質が低い
このサイトは過去にも炎上レベルの記事を書いています。「行く意味ある?Fランク大学の実態」「Fラン大学生におすすめの企業3選」等等…
実際の記事は就活をした内定者や現役の就活生が書いており、その記事を代表取締役社長が監督しているらしいですが、内容にリアリティがある反面大きなリスクがあります。この点を担保できていない事が一つ問題でしょう。
どれも当てはまっているかもしれませんし、どれも見当違いかもしれません。ただ事実、この件に限らずバズる(注目を浴びる)為に他人を馬鹿にするような内容の記事や過激な投稿が急増しています。YouTubeでも常にだれかしらのYouTuberが謝罪動画をあげていますね。
競合他社から頭ひとつ抜けることは容易い事ではありませんが、だからといって人を侮辱して良い理由にはなりません。
正攻法で勝ち上がる為にも、自身のスキルを磨いていかなければいけませんね。