南の小言

100年健康を作るPTの日常

同職種連携

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今日は【令和5年度在宅リハビリテーション検討会議】に参加してきました。県内から14もの訪問看護ステーションが集い、訪問リハビリに関する様々な意見交換を行いました。

 

ほとんどが病院と併設しているステーション若しくは歴史のあるステーションだったので、そもそものステーションとしての規模のレベルが違いました。規模が違うと悩みの内容も変わってきます。私たちは営業活動を行って必死に利用者さんを集めてきました。しかし、その他のステーションは利用者過多で空き枠が無く、リハビリ終了のタイミングが難しいという悩みでした。私たちのようなまだ歴の浅いステーションからしたら「なんて贅沢な悩みなんだ」と思ってしまいます。やはり、病院併設ステーションや大手ステーションに利用者は流れやすいことが分かります。それはどの業界にも言えることです。どうすれば小さなステーションでも依頼を獲得できるのか、古株ステーションのPTに訪ね、色々とヒントを貰いました。

 

昨今の医療現場では【多職種連携】が重要視されていますが、今回のような【同職種連携】を主とした会議は初めてでした。そして同職種しかいない会議ならではの内容もありました。

 

それは【CMさんや看護師さんに思うこと】です。看護師が絶対的権力を握っており、リハビリスタッフはオマケ的な扱いを受けているステーションも少なくないそうです。また、CMさんがPTの専門域を理解しておらず、無理難題を押し付けてくるという事例も多いそう。CMさんがリハビリの必要性を感じていないという報告も多々あり、リハビリの啓発活動や普及活動が必要だと感じました。

 

それぞれのステーションが異なる悩みを抱えています。普段はあくまでライバル同士であるステーションが集まり、各々が近況報告や問題提起、改善策の検討を行う【同職種連携】

 

この場は非常に価値あるものでした。