南の小言

100年健康を作るPTの日常

健康の基盤は幼い頃から

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最近は地上波でもスポーツ中継が多く、スポーツ好きの私は直ぐに見入ってしまいます。日本のスポーツのレベルは確実に上がっていますね。バスケットボール男子もバレーボール男子もオリンピックへの出場を決めました。もちろんこれらはチームプレーの賜物でもありますが、一人一人の身体能力が向上していることも事実です。

 

しかし本日、小学生〜高校生で実施されている全国体力テストの結果が全国的に急落しているというニュースが流れました。平成の間は徐々に低下する程度だったようですが、コロナ禍で急落。コロナが落ち着いてきた現在も落ち続けています。18歳の結果に至っては昨年から約7%も低下しているそうです。この結果は、現代の子供たちの遊び方が変わったことが大きな原因でしょう。

 

外出先で子供たちが親に「YouTube見せて!」

 とお願いしている光景を頻繁に見かけます。親としてもYouTube等の動画を見せている方が子供が落ち着くので、躊躇なく承諾します。こうして子供たちのスクリーンタイムが増加しています。

 

1日2時間以上のスクリーンタイムの割合が年々増加しており、それが体力テストの合計点の低下と相関が強いことが分かっています。つまりこの時代が進めば進むほど、体力や運動機能が低下した子供が増加します。そして、そういった子供は病気や肥満になりやすく新たな社会問題を呼び起こします。

 

この問題を食い止めるには、子供のうちから手を打つしかありません。ただ、このスマホ社会を変えることは出来ない為、スモールジムの【キッズジム】のような存在が重要になります。競合他社でも子供を対象としたジムを始めている所が増加していますが、それくらい社会問題となっています。

 

健康の基盤は幼い頃から作っていく必要があります。しかし現代は、そんな健康の基盤を作りにくく、むしろ壊すような世の中です。健康寿命延伸を掲げている我々にとってこれは大問題です。

 

【子供の健康】という点にも着目し、もっと大々的に手を打っていかないと行けないと感じました。