南の小言

100年健康を作るPTの日常

個体差

今日は特に寒い一日でした。気温が10℃を超えることはなく、天気も土砂降り。時折雷雨や霰が降ることもあり外出は最小限に抑えました。いよいよ冬が来たという感じがして、なんとも言えない気持ちになりました。

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昨日新規の契約を行った90歳代後半の利用者さん。この歳になっても綺麗な姿勢で真っ直ぐ歩くことが出来ます。もしかすると私のPT人生の中で最も歩行が綺麗な90歳代かもしれません。いったいどのようにして健康を保ってきたのか興味津々だった私は、たくさん質問しました。

 

しかしこれといって健康の秘訣は無く、特に身体に気を使っていない感じでした。なかでも特に驚いたことは【運動が嫌い】ということ。

 

学生時代の体育の授業は全て見学するほど運動が苦手だったそうです。それは大人になっても変わらず、今でも1番苦手な事は運動だそうです。

 

運動とは疎遠な人生であったにも関わらず、彼女は誰よりも健康体です。

 

運動は健康を保つために大切であることは高いエビデンスを誇っていますが、エビデンスだけでは測れない【個体差】というものが存在することを改めて感じました。

 

どれだけ身体に気を使っていても病気漬けになっている人や、何もしていないのにずっと健康な人もいます。完全に腰が曲がってフラフラ歩いているのに転ばない人。ずっと座っているのに痛いところがひとつも無い人。痩せやすい身体、痩せにくい身体。教科書通りの症状が現れない人や教科書通りに効果が出ない人もたくさんいます。だから人間の身体は難しいし、だから人間の身体は面白いと感じます。

 

当然私たちはエビデンスの高いものを提供して行くわけですが、【個体差】というものを忘れてはいけません。結果が思うように出ない時の代案を常に持っておく必要があります。