一昔前までは【苦手を克服する】ことが重要とされていましたが、現在は【得意を伸ばす】ことの方が重要とされています。個人で仕事をする場合は全ての能力が一定レベルである必要があるかもしれませんが、組織で仕事をする場合、それぞれが得意を伸ばし、全員で1つの形を作れば良い訳です。苦手分野は得意な人が補う、若しくは外注するというのが現代のシステムです。
ただ、苦手分野がその仕事を生業にする上で必須能力である場合は、克服するしかありません。
しかし、得意分野を伸ばすよりも苦手分野を克服する方が遥かに難しいことです。つまり、苦手分野の克服が必須となる業界への参入は100%苦労します。(数字が苦手な人が数字を扱う仕事に就くことや、コミュニケーションが苦手な人が人と話す仕事に就く等)
その仕事が好きなのであれば問題ありませんが、そうでない場合はモチベーション維持に苦労します。そして周りもその人のフォローアップに苦労します。
【得意を伸ばす】ことが大切な時代だからこそ、敢えて苦手分野に参入することは危険です。
ただ、もし仮に苦手分野を克服できたなら…
その人は大きく化けるでしょう。
どちらが良いかは本人次第ですが、苦手分野を1人で克服することは難しく、他者の協力も必要になります。
様々な要素を鑑みて選択する必要があります。