過去に一度、時間を守ることの大切さをブログに書いたような気がしますが、今日もその重要性を改めて感じる出来事がありました。
論破王ひろゆきこと西村博之は兼ねてから遅刻魔を公言しています。それと同時に【「優秀な人は時間を守る」という人は無能説】を提唱しています。そして続けて、「遅刻しないことよりも成果を上げることの方が大事なんですよ。優秀な人は多くの仕事を頼まれたりトラブルがあったりして遅刻したり締め切りを過ぎたりします。無能は時間に余裕がある。」と持論を展開しています。
実際にひろゆきは成果をあげていますし、100%間違っているとは思いません。彼のような出来る人は何をしても成功するでしょう。
しかし、成果が大切なのは間違いありませんが、遅刻をしない人の方が人から信頼されると思いますし、人からの信頼は成果に繋がると思っています。特に私のような凡人は人から信頼される努力をしてナンボだと考えています。
私は訪問リハビリのスケジュールを組む際、必ず遅刻をしないような時間設定をしています。若干の待機時間が発生するという点でいえば、非効率的かもしれませんが、それでも余裕を持ったスケジュールにしています。大きな理由として、私自身遅刻する人が嫌いだからです。1分1秒の遅刻も許さないなどといったレベルではありませんが、ある程度時間を守るのは当然だと考えています。
本日、いつも通り利用者さんの家に行くと利用者さんが家の前でウロウロしていました。私は車から降りて話しかけました。以下はその会話になります。
私「〇〇さんどうしました?」
利用者さん「いや、いつも時間通りに来るのに今日は遅いから何かあったのかと思って」
(利用者さんに私の腕時計の時間を見せる)
私「今15時ちょうどですよ!?」
利用者さん「あれ?おかしいな…」
(1分後…)
部屋に戻ると利用者さんの使用している時計が4分早くなっており、15時5分を指していました。
利用者さん「時計がおかしかったんですね。心配しました」
私は4分遅れるだけで心配されてしまうほど普段時間ぴったりに訪問していたのだと分かりました。
利用者さん「いつも決まった時間に来てくれるので予定が組みやすくて助かります」
利用者さんは最後にそう話しました。
全国には様々な訪問看護ステーションが存在します。売上を作る為にとにかくスケジュールを詰め込み、遅刻前提で回っているところもたくさんあります。成果を上げるという面では素晴らしいことだと思いますが、果たして利用者さんから信頼されているのでしょうか。利益主義の訪問看護ステーションは長続きしないと考えています。
利益と信頼の両方を獲得する為に、守るべきルールは必ず守っていきたいと思います。