南の小言

100年健康を作るPTの日常

嬉しい出来事がありました!

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金沢では久々にしっかり雪が降ってきました。数日かけて結構降るみたいです。

雪が降ることは季節的に当たり前ではありますが、車移動が絶対条件となる訪問リハビリを実施している以上は降らないに越したことはありません。

積もりませんように…

 

今日は一つ嬉しいことがありました。

 

昨年の4月から訪問リハビリを開始している利用者さん。もう少しで95歳を迎えるご長寿さんではありますが、なんと今回の介護区分変更にて要介護2から要介護1にダウンしました。

 

医療界隈の人でなければこれがどういった意味を持つのか分かりにくいと思います。簡単にいうと、前よりも元気になったという事です。要介護認定には7つの区分があり、本人の実際の動きやご家族、担当CMの話を元にどの程度介護が必要かを判断し、市町村に設置される介護認定審査会にて判定されます。

 

要支援1〜2、要介護1〜5の区分が存在し、上の数字が付くほど介護度が必要な状況であることを示します。介護度が高いほど受けられるサービスや上限額が増加し、手厚くサポートして貰える体制が整います。

 

その観点からすると、高い数字の付いたほうが良い気もしてきますが、リハビリスタッフからすると、この数字を【どのように下げていくか】が力の見せ所になります。誰でも数字が下がれば良いというものではありませんが、元気になりたいという気持ちで訪問リハビリを開始した利用者さんにとって、要介護度が下がることは一つの達成感にも繋がります。

 

過去に数人の利用者さんの区分を下げた経験がありますが、90歳を超える方の区分を下げる事ができたのは初めてです。訪問リハビリで介護度を下げるには生活指導が重要になりますが、正直私は彼女に生活指導を実施したことはほとんどありません。もともと活動的に動かれる方であり、不動の心配がなかったためです。ということで私の実力というよりも彼女の努力ということになりますが、それでもこの結果は嬉しい限りです。

 

彼女は要介護度には重きを置いておらず、そのことを伝えても無関心という感じでした(笑)

 

単純に私と担当CMさんが喜んでいただけでしたが、朝からグッドニュースでした。