南の小言

100年健康を作るPTの日常

医者は儲かるが日本は貧乏になる

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先日風邪症状で病院に行った時、医者が私の前にいた時間はたったの3分でした。たったの3分で副鼻腔炎と診断を付け、薬を処方してくれました。スピーディーに診察をしてくれたことはありがたいことですが、たった3分で会計は約2000円。3割負担なので実質6500円弱の費用がかかっています。もちろんこのお金がまるまる医者の給料になる訳ではありませんが、それでも相当な額です。高齢者になると大半は1割負担になります。自己負担割合が少ないことで錯覚しがちですが、実は医療費は相当な金額なのです。

 

開業医の平均年収は2,748万円と言われています。日本の平均年収の約6倍です。類まれなる専門性を活かした仕事であるため、それ相応の対価が支払われることは当たり前ですが、自己負担額が少ないが故に無駄に病院通いしている高齢者がいることも事実です。そんなことでは医療費は爆増する一方ですし、税金がいくらあっても足りません。

 

訪問リハビリは縮小されつつありますが、それよりも先に高齢者のコミュニティ化している病院を淘汰しなければいけません。

 

まずは自己負担額を一律3割負担にするべきです。そうすると無駄な病院通い高齢者は激減するでしょう。

 

政府はどこまで現状を理解しており、どんな策を練っているのか。とはいえ、投票率の高い高齢者からの票を集めることに必死な政治家が、高齢者が損するような案を策定するとは考えられません。最近の裏金ニュースを見ていると、政治家に期待を寄せるだけ無駄であることが分かります。

 

今後益々医療費問題が大きくなることが予想されます。

 

私たちはスモールジムを日本中に拡大させ、国民一人一人を医療費のかからない身体に仕上げていく必要があります。

 

医者が儲かれば儲かるほど日本が貧乏になるという構図を忘れてはいけません。