南の小言

100年健康を作るPTの日常

人を【動かす】スキル

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いつも東京出張の帰りは東京駅でビールを飲むと決めていましたが、昨日は帰りが車だったのでビールは我慢。代わりに黒ごまソイクリームラテなるものを購入しました。たまにはこういった温かく落ち着いたもので仕事を終えるのもありだなと感じました。

 

東京では明け方から雪が降っている様子。一時は大雪警報も発令されてそう。もし今日出張に行っていたら帰ることが出来なかったかもしれません。良いタイミングでした。

 

今日は3日ぶりのリハビリDAY。6件のリハビリがありました。2日間身体のことを語ってきた私ですが、そんな私も訪問リハビリで身体の奥深さや難しさに苦戦中です。

 

相手が高齢であればあるほど身体の悩みを改善させることの難しさを痛感します。訪問リハビリで身体機能面の結果を出すことは本当に難しい。一日中寝ている若しくは座りっぱなしの利用者さんの身体をたった週1回のリハビリで変えることは不可能に等しいです(今の私では)

 

精神面サポートにより日中の活動性をあげることが出来れば成果も出やすくなりますが、そんな簡単にいかないのが訪問リハビリ。運動意欲の低い方に運動習慣を付けてもらうこと程難しいことはありません。が、そこで成果を出してこそPTです。

 

日常生活におけるマイナス要素を取っ払うことが出来なければ、リハビリも毎回の即時効果で終了してしまうケースが非常に多い印象です。日常生活におけるマイナス要素をいかにしてゼロに近づけるか、そこに知識や技術以外のスキルが集約されます。

 

人を【治す】スキル

 

人を【動かす】スキル

 

どちらも同じくらい大切なスキルですが、特に訪問リハビリのような在宅サービスでは後者の方が大切かもしれません。

 

人を【動かす】スキルはPTの参考書や勉強会では培うことができません。

 

心理学的な要素も入ってきますので、そういった分野の勉強も必要になります。

 

治療が全てでは無い所がPTの面白さでもあります。PTに限った話ではありませんが、人を動かすことの出来る人は世の中で重宝されます。

 

そんな力、欲しいですよね。