南の小言

100年健康を作るPTの日常

この医療制度はいつか破綻する

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先日、妻が新聞でこんな記事を見つけました。

後期高齢者医療受けていいのか」

大分県に住む高齢者の話が載っていますが、正直この感覚をもった高齢者が存在することに驚きました。

 

「国も自治体もマスコミも受益者に自制を促す言葉が少ない」というのは私もずっと思っていたことです。考えられる最も大きな理由はやはり選挙で勝つためでしょう。

 

若者の投票率は依然として低く大半を高齢者が占めています。ということは、高齢者が得する施策をいかに多く訴えることが出来るかで当選出来るか決まってきます。

 

若者のテレビ離れが加速し、テレビを見るのは高齢者ばかりになってきている時代。高齢者に媚を売ることが生き残る術になってしまっています。

 

これでは近い未来、本当に医療制度は破綻してしまいます。医療制度に沿ったビジネスを生業にしている私にとっては悩ましい問題ですが、

 

「人は等しく生き、1個体として寿命がきたら自然にかえるのが摂理です。特に命に対して謙虚であるべきと私は思います」

 

という意見はごもっともだと感じます。

 

無駄な延命治療(本人や家族が望んでいない)や必要のない医療行為が横行している医療業界。

 

いつかはその行為が自分たちの首を絞めることになることを分かっているのでしょうか。

 

この制度を持続可能にする為には、高齢者側の努力も必要になってきます。それこそ自分自身で健康維持に務める取り組みや、無駄に医療機関にお世話にならない姿勢などが必要になってきます。

 

「高齢者なんだからサービスを受けて当たり前」

 

といった姿勢を無くすことが現医療制度の持続に繋がると思います。

 

私たちのサービスは、私たちと高齢者双方の協力により持続可能となります。

 

私たちは「やって当たり前」

 

高齢者は「やって貰って当たり前」

 

この感覚を無くしていかなければいつかこの制度に終止符が打たれます。

 

政治家の選挙云々は私たちには関係ありません。

 

私たちがすべきこと。目指すべき場所に向かって啓発活動を続けていく必要があります。