南の小言

100年健康を作るPTの日常

その我慢…必要?

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星稜負けちゃいました。健大高崎は強かったですね。今日は朝から試合観戦するつもりでしたが、完全に試合の存在を忘れており、気付いた頃には終了のサイレン…

 

やっちゃいました…

 

勿体ないことをしました…

 

 

先日、私の病院勤務時代の同期と話す機会がありました。彼はまだその病院で働いていますが、約半分近くのPTOTが退職したそうです。残っているのは私たちのような若手世代と役職を持った先輩方のみ。危機的状況だと言うことを聞きました。

 

数年前まで高い倍率の中で就職争いが繰り広げられていた公務員PTでさえこのような状況です。皆が同じ理由で辞めている訳では無いと思いますが、面白いことに私がまだ働いている時から給料面の愚痴をこぼしていた人は1人も残っていません。

 

そして昨日、その病院の同じ病棟で働いていた仲の良かった後輩看護師が退職したと聞きました。深く聞いてみると、彼以外の同期看護師もほとんど退職したそうです。理由はやはり給料面。公務員PTや公務員看護師は一見将来の安定を約束されたように感じますが、現実はそんなことはありません。

 

私が働いている時、上司にこう言われました。

 

「うちの病院は10年〜15年働いてやっと他の病院のPTの給料に追いつき、その先は少しずつ他の病院のPTと差がつき始めるから辛抱強く頑張ってね。最後は大きな差が開くから」

 

PTや看護師に限らず公務員は基本そういった給料形態だと思います。私も公務員が年功序列であることは入職前から理解していた為、特に疑問を感じることはありませんでした。

 

しかし蓋を開けてみると、上司は仕事が出来ない(やらない)人ばかり。それもそのはず。我慢を続けて無心で働けば給料は少しずつ上がりますからね。

 

そんな感じなので中堅は続々と退職していきます。

 

 

いつか給料が上がると信じてただただ勤続していても、その時間になんの価値もありません。それなら努力や結果で評価される場所に変えるべきです。そう思って私も退職しました。

 

公務員は良く言えば【守られている場所】

 

悪く言えば【自身の墓場】です。

 

続々と退職していく話を聞くと、私も退職して本当に良かったと感じます。

 

無心で働く公務員PTで人生を終えるくらいなら、山あり谷ありの人生を送った方が100倍マシです。

 

たくさんの人に「勿体ない…」と言われ続けましたが、後悔したことは1度もありません。

 

未来を自分で切り開く事が出来ない環境の何が楽しいのでしょうか。

 

電車で死んだ魚のような目で帰宅しているサラリーマンより、成功と挫折を繰り返す人生の方が面白いに決まっています。

 

とは言っても結局は会社員。独立している訳ではありませんので、【守られている】事には変わりはありません。

 

ただ、公務員PT時代の私と現在の私は別人だと思います。

 

自分の人生を環境のせいにすることは良くありませんが、環境が自分を変えるきっかけを作ってくれることは事実。

 

環境を変える選択は、人生を変える第一歩。