南の小言

100年健康を作るPTの日常

平成と令和の違い

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VUCAの時代において適応力は必須の能力です。VUCAとは将来の予測が困難な状態のことを言います。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの頭文字を取った言葉であり、変化の激しい時代であることを表しています。

 

AIの急速な発展により人間の働く場が減少したり、大きな地震が日本列島を襲ったり、急な感染症の拡大により満足に仕事に従事できない人や仕事を失う人が増えたり、(政府が無駄にお金を使い込んだり…)この数年だけでも誰も予想していなかったことが次々と起こっています。また、変化しているのは環境だけではありません。人間の考え方も大きく変化しています。特に若者の考え方が平成と令和とでは全く違います。

 

平成の新卒→初任給は全部使い切る、会社の飲み会は必ず参加、定年まで働くことを見据えて入社、円満な標準家庭(夫婦、子供2人)を目指す。

 

令和の新卒→初任給は全部貯金、会社の飲み会には基本不参加、常時会社を辞めるタイミングを図っている、結婚願望や出産願望が無い

 

もちろん全ての新卒に当てはまるものではありませんが、大凡こんな感じで変化しているのは事実です。

 

相手が変化している分、当然上司たちも昔と同じ考え方や接し方で良い訳はありません。時には昭和のような精神論も必要だと思いますが、今の若者に精神論を行使すると簡単にパワハラ認定されてしまいます。本当に言いたいことも言えない世の中です。部下が上司の顔色を窺っていた時代が、上司が部下の顔色を窺う時代へと変貌を遂げています。

 

結局は、時代やそれに伴う考え方の変化に対応できない人が淘汰されてしまう時代です。

 

悲しい話ではありますが、いつ社員が退職しても問題の無い仕組みを作る必要があります。転職が当たり前になっているこの時代、信じていた人が急に退職するなんてことがザラに起こります。

 

思考の変化を熟知し、適応力を磨き続けなければなりません。

 

長く活躍出来る人は適応力に長けている人