南の小言

100年健康を作るPTの日常

合格おめでとうございます

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昨日、第59回理学療法士国家試験の合格発表が行われました。合格された方はおめでとうございます。PTとして働き始めると、国家試験勉強で使う知識と臨床で使う知識に相違があることに気付くと思います。入職後に勉強するかしないかで自分のキャリアは大きく変わるでしょう。給料に悩みたくなければ、まずは勉強を趣味にしましょう!

 

今年の合格率は89.2%

私が受けた頃はだいたい82%前後だったので、合格率が異常に上がってます。今年もしっかり1万人以上PTが増えました。飽和状態なのに合格率があがる(国家試験が簡単になる)という矛盾。

 

病院やクリニックも年々増えてはいるので働く場所はあると思いますが、給料問題は益々大きくなるでしょう。近々医療費問題によりPT界隈に大きなメスが入ります。どんな改悪にも柔軟に対応できるように自身の価値を高めておきましょう。

 

現在、きゃんばすも新たなPTを募集しています。病院勤務よりも訪問看護ステーションで働く方が恐らく給料は上がります。ただ、給料面だけで訪問看護ステーションを選ぶと続きません。というより、生半可な気持ちのPTはきゃんばすには必要ありません。【頼まれた仕事を頑張りたい】と言うタイプは他のステーションでは活躍できるかもしれませんが、きゃんばすで活躍することは厳しいでしょう。きゃんばすでは自ら考え行動できる人を求めています。

 

そういったタイプの人は、病院で働くよりもはるかにスキルアップできる環境ですし、自分の価値を高める大チャンスです。

 

我こそは!!

 

という人は是非、きゃんばすで一緒に働きませんか?

 

 

なぜ?

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昨日も東京に行ってきました。いつも通り7~8時間ほど話をさせて頂きましたが、病み上がりでなかなか声が出ず大苦戦。なんとか終えることが出来ましたが、課題の残る研修となりました。伝え方はもちろん、より高いクオリティを出すために内容のブラッシュアップが必要だと感じました。

 

朝起きてテレビを見ると、関東で大きな地震が起きたというニュースが。昨日だったら私も何かしらの被害を受けていたかもしれません。自然災害はいつ何時起こるかわからないので恐怖でしかありません。

 

【なぜ】が分かると面白い。

【なぜ】が浮かばない人は成長しない。

 

過去にテレビ番組でアグネス・チャンが子育てについて語っていました。アグネス・チャンといえば息子3人全員が自身の母校であるスタンフォード大学を卒業している教育ママであり、その教育法が世間でも注目されました。

 

私が最も印象に残ったのは「子どもが何かを質問してきたら、何をしていても必ず腕を止めて気の済むまで聞いてあげる」という教育法です。子供は好奇心が強く何にでも興味関心を持ちます。その好奇心を無下にせず、真摯に対応することで思考力や創造力を養うことができるというもの。

 

この内容に深く関心しました。

 

幼い頃の癖が大人になっても影響を受けやすいということは何にでも言えることですが、逆に子供の頃に癖をつけることが出来なかったことを大人になってから癖付けるのは非常に苦労します。

 

幼い頃に【なぜ】と考える癖を付けることが出来なかった人は、大人になっても自分のミスやおかしな点に気付くことが出来なくなります。それは自分を客観的に評価する力が備わっていないからです。

 

疑問を持つ癖というのは幼い頃に培うべきものだということを改めて感じます。それが叶っていない人は、大人になってから人並み以上の努力が必要になります。また、環境に左右されやすくなります。

 

疑問を持つ癖は上を目指す社会人にとって必要な能力です。世の中のことはもちろん、自分のことも客観的評価にすることが出来れば、より成長に繋がります。

 

【なぜ】が浮かばない人は成長しません。

節約人間は成長しない

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止まらない物価高

 

上がらない賃金

 

実質賃金は22ヶ月連続マイナスであるにも関わらず、政府は企業任せな賃上げを呼びかけ続けています。これで賃上げが叶うのは大手企業くらいです。人々は様々な節約術を駆使して何とか家計を支えています。

 

私が昔よく飲んでいた「ミロ」も6月から最大43%の値上げを発表。上げ幅に恐怖すら覚えますが、そうせざるを得ないのが日本の現状。

 

節約しなければ生活できない時代であることは間違いありません。

 

ただ、「節約」が口癖の人で大舞台で活躍している人を見たことがありません。(節約術を売りにしている人は除き)

 

なぜなら、人脈を広げることや知見を深めることには必ずお金がかかるからです。良い情報を無料で手に入れることができる時代ではありますが、無料で得られるものはあくまで無料レベル。自己投資した額=自身の価値という訳ではありませんが、自身の社会的価値を高めるにはある程度の自己投資は必要です。

 

私自身PTになりたての時は、給料の低さと元々貧乏性だったことから自己投資に対して消極的でした。勉強会は好きでしたが、とにかく参加費の安い勉強会にひたすら参加する感じでした。一回500円の定期勉強会に通いまくったことを今でも覚えています。

もちろん500円以上の価値のあった勉強会も多々ありましたが、知識や技術以外に身に付いたものはありませんでした。

 

最近になって、知識への自己投資はもちろん交流の場にも積極的に自己投資するようになりました。

 

すると、安い勉強会ばかりに通っていた頃よりもはるかに知見も人脈も広がりました。

 

将来のために貯金するくらいなら、将来「もっと」貯金するために今可能性を広げるべきです。

 

今後も政府側が国民の味方になることは無いでしょう。むしろ益々搾取されるようになります。

 

今上手く貯金できている人も、同じだけの貯金ができなくなるかもしれません。

 

時給系の仕事ではいつか身体にガタがきてしまいます。それなら若いうちから将来のために自己投資を行い、自分の可能性や社会的価値を高めていく必要があります。

 

過度な節約は自分の首を絞めることに気付いたほうが良さそうですね。

 

 

 

CMさんから喜びの電話を頂きました!

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昨日、また新しい看護師がきゃんばすに入ってくれました。2人の看護師が入った3月も早くも終盤です。2024年はなかなか良いスタートを切ることが出来ていると思います。後は優秀なPTが一人加わってくれたら最高なんですが。

 

スモールジムが「アジア太平洋エルダーケアイノベーションアワード2024」にてファイナリストに選出されるという偉業を達成したばかりなので、きゃんばすもこのビッグウェーブに乗っていきたいと思います。

 

スモールジムの更なる発展にはきゃんばすの発展も必要不可欠だと思っています。双方に役割を持つ私には一方ならぬ努力が必要です。

 

そんな今日の昼頃、お世話になっているCMさんから電話がありました。

 

「〇〇さんの認知機能がリハビリのおかげで本当に良くなりました!本人も大変喜んでいます!要介護1から要支援2に下がりそうです。保険枠は少なくなりますが、きゃんばすのリハビリ枠は継続できるように頑張ります!」

 

脳梗塞による脳血管性認知症に悩んでいた利用者さん。認知機能改善目的で脳トレリハビリを開始した方で、私のブログでも何度か取り上げたこたがあります。私自身も彼女の認知機能が改善傾向にあることを感じていましたが、まさか私に喜びの電話をくれるほど本人とCMさんが改善を実感してくれるとは思っていませんでした。

 

要介護度を引き下げることができるかが訪問リハビリの腕の見せ所。先日、90代女性の介護度を要介護3から要介護2へ引き下げることができたことをブログに書きましたが、4月には80代女性の介護度が訪問リハビリにより要介護4から要介護2に引き下がることが決まっています。保険枠が小さくなってしまうため、訪問リハビリの介入頻度が減少してしまう訳ではありますが、これはポジティブな話。言わば卒業です。

 

今回のように訪問リハビリを通じて本人はもちろん、ご家族さんやCMさんを満足させることができれば、訪問リハビリ成功と評価しても良いと思います。

 

こういった成功体験を積み重ね、きゃんばすとしての価値を高めていかなければなりません。

 

健康寿命延伸、健康作り=スモールジム、在宅サービス、訪問看護リハビリ=きゃんばすと考えてくれる人が一人でも増えるようにまた明日からも頑張っていきます。

 

 

 

 

 

自分のマイナスポイントをギャップに使う

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この写真は私の人生を変えた出来事の一つ。2016年の冬に名古屋で開催されたバスケの大会で、金沢代表として愛知代表と戦った時の写真です。驚くことに、相手チームも含め私以外全員が180cm以上あるんですよね。私が小さすぎるが故に肩の高さがみんなと合わず、ガタガタな写真になっています(笑)

 

私と出会ったことがある人はわかると思いますが、私は身長が低く167cmしかありません。男性の平均身長が171cm弱と言われているので、平均に遠く及びません。しかも、高身長ほど有利だと言われているバスケを始めてしまったことで、尚更この身長がハンディキャップとなりました。

 

私が中学校でバスケ部に入部した時、まず新入部員を1軍と2軍に分けられました。その組み分け基準が【170cmあるかどうか】でした。私は自分のバスケを見てもらうことなく2軍が決まった訳です。あの時ほど自分の身長を恨んだ時はありません。

 

自分の身長で悩んだ経験は誰よりも豊富だと思っています。

 

しかし、この身長だからこそ得ることができたものがあります。それは【マイナススタートからの逆転体験】です。私は兼ねてよりファーストインプレッションの重要性について語ってきました。バスケでいう低身長は、社会人でいうファーストインプレッションで失敗しているようなものです。バスケでは、低身長というだけで最初の評価を大きく落としてしまいます。

 

ただ、その評価は徐々に【高身長=できて当然】【低身長=できたら凄い】という評価に変わっていくことが分かりました。つまり、スタートダッシュに失敗した場合は、最初こそ人より苦労しますが、少し結果を出すとマイナススタートだったおかげで評価されやすくなります。低身長だった私は少し結果を残すだけで評価されやすくなりました。

 

なぜ低身長の私が金沢選抜に選ばれることができたのか。

 

それは、小さい「のに」少しできたからです。

 

私より大きくて上手い人はいくらでもいます。ただ、私みたいに極めて小さい人がそこそこ活躍してしまうと「小さいのに凄い」となる訳です。その活躍は「そこそこ」で十分でした。チビバイアスがかかっていることで、私の初期評価が低くなり、試合でそれが覆ると大きく評価されるようになったのです。

 

学年ビリのギャルが1年で偏差値40上げて慶應大学に合格という物語で有名になった「ビリギャル」もまさにマイナスポイントをギャップに使った典型です。元々ビリだったことでマイナススタートとなった彼女ですが、結果を出したことで有名人となりました。もちろんこの方の努力や結果は本当に素晴らしいものですが、現実にはこの人よりも偏差値の高い大学へ合格した人もたくさんいる訳です。その人たちからすれば、彼女の努力や結果はあくまで「そこそこ」

それでも、マイナススタートの逆転劇の方が人は評価しやすい傾向にあります。

 

スタートダッシュに成功しても、その後思うような結果を出すことができなければ、周囲からの期待もすぐに消失してしまいます。しかし、元々マイナススタートだっだ人が結果を出せば、周囲も大きな期待を持って接してくれます。現に私がそうでした。

 

今自分にコンプレックスがある人やウィークポイントがある人は、まずその点を周知してもらいましょう。後はその周囲からの期待値を上回るほどの結果を出せばいいだけです。

 

ファーストインプレッションは大切に。

 

自分のマイナスポイントはギャップに。

 

これが世あたり上手になれる人の特徴だと思います。

 

 

北陸新幹線の金沢・敦賀間が開業!

昨日、北陸新幹線の金沢・敦賀間が開業し、東京と福井県敦賀駅は乗り換え無しで約3時間程で行けるようになりました。

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皆さん是非、北陸に遊びにきてください!

 

こんなことを言うと「今も苦しんでいる人がいるのに不謹慎だ!」と言う人もいるかもしれません。しかし、ただ同情を繰り返すくらいなら、県外の方々が北陸に来て支出してくれる方が北陸の人たちにとってはありがたいことです。北陸が盛り上がることも一つの復興支援と言えると思います。

 

今までは終点が金沢だったので移動中に熟睡しても困ることはありませんでした。しかし今後は乗り過ごす可能性が出てくる為、安易に眠れなくなりました。そんなことは置いておいて、北陸が活性化することは非常に喜ばしいことです。地震により悪い意味で有名になった北陸ですが、被災者が救われる程北陸の経済が潤えばと思います。

 

そして、北陸新幹線の延伸に伴い、金沢駅発着の特急「サンダーバード」が運行終了となりました。サンダーバードには思入れがあり淋しい気持ちでいっぱいです。プライベートで使ったことはありませんが、PT国家試験のときにサンダーバードに乗って大阪に前入りしました。緊張で頭が働かなくなりながらも必死に友達と問題を出し合ったことを今でも覚えています。そして帰りのサンダーバード。自己採点で合格点を超えていた時に飲んだ勝利の美酒。最高の思い出です。

 

思い出がなくなってしまうのは淋しいですが、それと同時に時の流れと自身の成長を感じます。

 

北陸は全て良いところですが、その中でも石川県が1番です。はい、完全に石川バイアスかかっています(笑)

 

石川に遊びに来られた際は、是非お声掛けください。

 

 

栄養はいらない?

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水曜日から38℃の高熱が続いており、なんとか昨日まで仕事を遂行してきましたが、今日は39.4℃まで上がってしまい流石に今日明日とおやすみを頂きました。

 

ここ最近になって高熱に悩まされることが増えており、仕事に支障が出ています。仕事が出来ないストレスは本当に大きく、リハビリキャンセルは利用者さんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

 

自分の健康づくりにも力を注いでく必要があります。

 

先日、ほりえもんがこんなことを言っていました。

 

「栄養とか考えてるやつ、馬鹿でしょ」

「(栄養が健康に大切というのは)貧しい時代の話だろ」

 

彼は栄養と健康の関係性には否定的な見解を持っており、彼自身肉しか食べずに健康を保っているそうです。

 

ただ、確実に言えること。それは【健康には栄養が大切】ということです。当たり前なことではありますが、実際栄養を摂取しなくても元気な人はいます。そこにはどうしても【生体個体差】が存在する為、世の道理が当てはまらない人がいます。

 

同じ年齢でも若く見える人や歳をとって見える人等様々です。90代でも自立した生活を送っている人もいれば60代でも幾つもの病気に悩まされている人もいます。その差は何から生まれるのか。

 

もちろん最も大きな理由は【生活習慣】です。食事(栄養)や酒タバコ、運動習慣の有無等あらゆる生活習慣が人生に大きく影響します。これは間違いありません。

 

ただそこに乗っかってくるのが【遺伝】と【生体個体差】です。

世の中には遺伝性の病気や体質がたくさんあり、いくら健康に気を使っていてもその遺伝的要素には抗うことができないケースが多いのが現状。「健康に気を使っていたのに…」と話す患者さんに詳しく話を聞いていると、同じ病気を患っていた身内が複数人いたというケースはよくあります。

 

そして生体個体差。毎日カップ麺を食べ続けているのに一切病気にかからず、健康診断でも正常になっている人。全く歯を磨かないのに虫歯が一つもない人。タバコを吸い続けているのに肺に問題を抱えていない人。健康に気を使わなくても健康を保てる人も実はたくさんいます。その理由は【たまたまそんな体質だった】というよりほがありません。そこにはアルコール耐性と同じで遺伝的要素も含まれますが、多くは単なる個体差です。

 

そんな人に栄養や歯磨きの重要性を語っても響かないでしょう。

 

忘れてはいけないのは、大多数には【栄養、運動、休養】が必要だということ。

 

有名人が‪「栄養は必要ない」といえば、そう思ってしまう一般人も多いとは思いますが、そんな訳がありません。

 

なぜ古来から唱えられているのかを考える必要があります。

 

栄養について考えることを忘れてはいけません。