南の小言

100年健康を作るPTの日常

個人戦でありチーム戦

WBC準決勝日本対メキシコ劇的な勝利でしたね。調子の良し悪しを互いに補い合うことで強い力を発揮する、まさにチームスポーツという感じがしました。私はバスケットボールしかまともに取り組んできませんでしたが、野球もいいですね。私は野球好きな父の反対を押し切りバスケットボール部に入部しましたが、もし野球部に入部していたらまた人生が変わっていたかもしれませんね。

 

話は変わり…

 

現在日本では、急激な物価高や不変労賃等の問題が国民の生活を苦しめています。労働者は労賃が上昇しないことに不満を持ち、政府は企業への賃金引上げを促しています。しかし、実際問題会社に利益をもたらしていない労働者の労賃が上昇するわけがありません。

 

日本は強者に厳しく弱者に甘いと言われています。欧米諸国では利益を生み出さない労働者は簡単に切られてしまいますが、日本は不当な解雇は認められておらず、そんな労働者に対しても企業は労賃を支払う義務があります。日本は労働するにあたり手厚く守られている部分がありますが、それが世界と比較して伸びていかない理由の一つだと思います。

 

私が以前働いていた病院は、公務員という扱いであったためか年功序列の概念が強く、若年層が評価されにくい組織でした。公務員というものは人気のある職種であり、福利厚生も手厚いですが、言い方を悪くするとただ勤続していれば給料が上昇していきます。

リハビリ科の職員は、PTであるにも関わらず学びの姿勢が乏しく、それは上の人間になればなるほど顕著に現れました。自己研鑽に努めている方はゼロに等しく、皆淡々と業務をこなし終了すれば帰宅する、ただそれだけでした。

 

私自身も、入社当初は高かったモチベーションも日を追うごとに削がれ、最終的には他社員とは変わらないただの作業員化していました。

 

数年経過したある日、日々自己研鑽に努めてきた同級生達との知識の差や実力の差に気付き、このままでは死んでしまうと考え転職を決意しました。

 

今現在、仕事柄病院勤めの時よりは治療する患者様の人数は少なくなっていますが、知識量は圧倒的に上だと思います。

 

人間は環境に左右されやすい生き物です。個人の力に秀でており開業したり、会社を大きくしたり出来る人は一定数いますが、大半は社会に埋もれていきます。

 

私は個人的な能力は低く、環境に左右されやすいタイプである為、チームとして皆が上を向いている企業に入社しました。

 

【個人で稼ぐ時代】と言われ各々がスキルを磨き、需要の割に供給が伴っていないものに積極的に参戦していきます。しかし、個人の能力を高めるためにも、どういったチームに属するかで大きく未来が変わってくると思っています。その点では人生は個人戦でありチーム戦だと考えています。

 

人生に何を求めるかでも変わってきますが、政府や企業に文句を言うくらいなら、個人の能力を高められる正しいチームの選択をしていく必要があると考えています。

 

2-6-2の法則の上位20%に昇り詰めることが出来るように努力していきたいです。