南の小言

100年健康を作るPTの日常

訪問マッサージ?

f:id:going373:20240326202603p:image

 

今日から週2回の訪問リハビリを開始した利用者さん。側湾症と脊柱管狭窄症による腰背部痛に悩まされている方であり、除痛及びADL拡大目的で訪問リハビリが開始されました。

 

ここまでは良くある症例ですが、普段と違うのは私の訪問リハビリの他に訪問マッサージを週3回利用している事です。

 

はい、でました訪問マッサージ。

 

半年くらい前に訪問マッサージに仕事を奪われたことがありましたので、この話をCMさんから聞いた時に鳥肌が立ちました。しかも今回の件はCMさんが訪問マッサージに否定的だった主治医にゴリ押しして導入したそう。こちらのCMさんは彼女以外にも3名の利用者さんと訪問マッサージを繋げたそう。

 

訪問マッサージでは何ができるのか、CMさんにとって訪問マッサージはどのような立ち位置なのかが非常に気になります。

 

大前提として、私は訪問マッサージを否定している訳ではありません。マッサージは重要な治療法であり、私も用いるときはあります。

 

ただ、今回のような変形や痛みの強い症例に対して何ができてどのような効果が期待できるのか非常に気になります。医師の中でも【訪問マッサージの指示書は書かない】と断言している人は結構多いそうで、それに対して訪問マッサージ界隈は声を上げている現状です。

 

医師の中でも【訪問マッサージより訪問リハビリ】という思いがあるのかもしれません。利用者側からすれば受け身でできるマッサージの方が好まれるでしょうが、リハビリをしなければ改善しないものが多く存在すると思っています。

 

ただ、これはあくまで訪問リハビリを担当しているPTである私だから言えることであり、訪問マッサージを担当しているあん摩マッサージ指圧師にもそれなりの意見があるはずです。あん摩マッサージ指圧師も国家資格であり、保持者には私たちには無い技術と知識があることは間違いありません。

 

私の周りにはあん摩マッサージ指圧師がいない為、相手サイドの意見を聞く場がありません。

今回は初めて、訪問マッサージと訪問リハビリの同時介入になります。

 

これを機に訪問マッサージの担当者と関係性を深め、情報収集できたらと思います。

 

敵対視するのではなく、共存する方が利用者さんにとってメリットが大きいかもしれません。

 

押し問答になるかもしれませんが、そんな討論会もしてみたいと思う今日この頃です。