南の小言

100年健康を作るPTの日常

目標は人それぞれ

人によって目標が大きく違うことを実感する今日この頃。経営者であれば目標の規模はどうであれ、ある程度大きな目標を抱いていることが大半です。そうでなければ起業というリスクを背負う行為はしないでしょう。

 

しかし、雇われとなると個々が抱く目標は本当にさまざまです。きゃんばすには3,4月で4人の新人看護師が入社しましたが、仕事への取り組み姿勢はそれぞれ違います。前提として4人とも自分で考えて行動できるタイプではあります。その中でも【目の前の仕事に全力投球するタイプ】と【目の前の仕事を熟しつつも+αで自分にできることを探し続けるタイプ】の2タイプに別れている気がします。

 

もちろんどちらも非常に優秀です。

 

そして前者に目標を聞くと【安定】と答え、後者に聞くと【出世】と答えました。

 

看護師やPT界隈は努力よりも勤続年数が評価題材になりやすく、ある程度仕事ができれば勤続によって出世することができます。しかし、訪問看護ステーションのような医者がトップにいる訳ではない小規模会社は勤続年数関係なく努力や結果によっていくらでも出世することができます。現に私は、きゃんばすに正社員として入社して1年半にも満たない勤続年数ですが副所長になることができました。(退職者の兼ね合いでもあるが…)

 

入社時期がほぼ同じである4人の看護師ですが、既に大きな差ができている気がします。安定を求めることが悪い訳ではありませんし、出世を目指せば良いという訳でもありません。ただ、出世を目指している人の方が日々多くのことを考えて業務に取り組んでいることは事実。看護師ではない私から見ても分かります。

 

皆が上を目指す必要は無いと思いますが、せっかくこんな環境に身を置いているのですから、どんどん上を目指して挑戦して欲しいと思います。

 

4人の中で最も出世欲の強い看護師と今日話す機会があり、今後についてこう話していました。

 

「今がチャンスだと思うから日曜日だって出勤するし、結婚してもとにかく仕事を頑張る」

 

性差別には厳しく、プライベートに関して第三者(特に男性)が触れることができないこんなご時世ですが、正直女性でここまで強い意思を持っている人がいるのは本当に心強いです。同じ上を目指す同志として私も同じ目線で話すことができますし、私の意見も理解してくれます。

 

目標はそれぞれですが、各々が目標を叶えるためにこのチャンスを掴み取って欲しいと思います。

 

とにかく各々が与えられた責務を全うし、毎日全力投球して欲しいですね。