南の小言

100年健康を作るPTの日常

またもや制度の壁

本日の金沢の最高気温はなんと20℃超え。普通に歩いていてもじんわり汗をかくほど暖かい日でした。しかし、明日の最高気温はなんと7℃

この寒暖差は病弱な私には地獄のような環境です。人に指導する前にまずは自分の健康作りから…

 

 

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今月頭から特指示で2週間介入していた利用者さん。能登地震の被害を受け金沢に避難してきた方でしたが、一度もネガティブな発言は無く、2週間全力でリハビリに取り組んでくれました。

 

そんな彼女の訪問リハビリは本日で終了。理由は限度額の問題です。施設費用やヘルパー費用、デイサービス費用、訪問リハビリ費用を合わせると限度額を超えてしまう為、最も優先度の低かった訪問リハビリが終了となりました。施設に入居している時点で相当な単位を使うので、こればっかりは仕方ありません。ただ、本人は最後に「もっとやりたかった」と話してくれました。

 

定期的に限度額の壁(制度の壁)に阻まれます。

 

訪問リハビリの重要性は理解されつつありますが、保険適用外(自費)になってまで訪問リハビリを受けたいという方は極少数。整体や麻痺改善に特化した自費リハビリには大金を叩く人が増えていますが、単純な訪問リハビリにそこまでの価値を感じて貰える機会はなかなかありません。

 

つまり、訪問リハビリは【保険適用なら受けたい】くらいの立ち位置だということです。

 

私が目指す理想の訪問リハビリは【限度額により保険適用外になってしまった場合でも自費で継続したいと思ってもらえるリハビリ】です。

 

最初は保険内介入スタートでも良いと思っています。そこから徐々に価値を感じてもらい、いつか何らかの理由で訪問リハビリの継続が困難となった時に、

 

「自費でも良いから継続させてください!」

 

そう言われるサービスを提供できるように努力していきたいと思います。