南の小言

100年健康を作るPTの日常

ゾンビ社員

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皆さんはゾンビ社員をご存知ですか?ゾンビ社員とは、目標や目的を失っているが退社する気もなく、会社に蔓延る社員のことです。ゾンビのように魂の抜けた状態であることからそのように揶揄されることがあります。

 

私が過去に勤めていた職場は年間休日85日。年間休日数の平均が115日と言われているため、相当少ない数字です。ましてや毎日12時間を超える肉体労働。そしてブラック企業お決まりの「休憩無し」「残業代無し」身体は疲弊し切っていました。根性論が提唱されていた昭和時代はそんな企業で溢れていたかもしれませんが、今の時代には珍しく、あの頃の私はキャパオーバーでした。世間的に見ればゾンビ社員ですが、企業側からすれば単なる【駒】です。何も言わずに売り上げを作ってくれる良い駒だったと思います。

 

最初は「絶対に出世してお金持ちになるぞ!」と思っていましたが、徐々に考えながら働く事が出来なくなり、最後にはただ与えられた仕事をただこなすだけの存在になっていました。あの頃の私は完全にゾンビ社員でした。

 

そして現在の会社に入職。訪問リハビリは土日祝関係なく実施される為、完休は月に数回しかありません。今月は暦上10日の休日がありますが、私の完休は3日です。(完休が少ないだけで土日祝もリハビリが詰まっている訳ではありません)

 

側から見ると「前職よりブラックなんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。前職の時と比べものにならないほど今は充実しています。

 

また、疲労困憊になる頻度が圧倒的に減少しました。力仕事ではないというのも一つの理由かもしれませんが、最も大きな理由は【やらされている感】が全くないという点です。

 

自分たちで仕事を掴んで自分たちで熟す

 

私の性格にはこの環境がぴったりでした。性格にあっているというだけで才能があるわけではないので、しっかり苦労しています。ただ、今の自分がゾンビ社員では無いことは自分が一番理解しています。様々な壁にぶち当たって苦しんでいる現在。前職の頃は壁を超える気力すら失っていましたが、今はその壁を超える努力を続けています。

 

前職の時と顔つきが違うと友達によく言われます。やっぱり未来ある環境で楽しく仕事を熟すことが成長への一番の近道です。

 

前職では抱けなかった大きな野望、大欲を胸に日々励んでいきたいです。