全国に約4,000人存在するというホームレス。地方には少なく、東京都23区及び指定都市で全国のホームレスの8割弱を占めています。私が学生時代東京旅行に行ったとき、河川敷にホームレスが沢山住んでいたことに衝撃を受けたことがありました。
【ホームレスに薄毛が少ないのはなぜか】
この議題について過去に調査を試みた企業がありました。調査の結果、薄毛になる大きな要因は、市販のシャンプーに多く含まれるアルコール系界面活性剤の洗浄力が強すぎることで皮脂を過剰に洗い流していることだと結論付けました。ホームレスは毎日のようにシャワーを浴びることが出来ないが、逆に頭皮にはそれが良いということです。
ただ現在、それ以外にもホームレスに薄毛が少ない理由が解明されてきました。
薄毛の原因として代表的なものは主に4つあります。
①ストレス
②不規則な生活
③食生活
④遺伝
④はどうしようもできませんが、①～③はまさに現代人の大半が抱えている問題です。
仕事や家庭、子育て、将来への不安等で人は常にストレスを抱えながら生きています。便利なものや身体に悪いが美味しいというものが急増したことで人は不規則な生活や不摂生な食生活を送るようになりました。睡眠の質が頭皮には大きな影響を与えると言われていますが、現代人の睡眠の質は限りなく低く、血液が頭皮までしっかり巡っていない恐れがあります。
対してホームレスはどうでしょう。ホームレスの約半数は現状のままで良いと思っています。これは世の中への諦めとも外部からは言われていますが、生活に強いストレスを感じている人の割合もホームレスではない人と比べ圧倒的に低いという結果が出ています。睡眠時間も圧倒的に長く、血液が頭皮までしっかり巡っている事が示唆されます。
薄毛はあくまで例であり、それだけ現代人は身体にとって害悪な生活を送っているということです。先程掲げた薄毛の代表的な4つの原因は、その他のあらゆる疾患の原因として伝えられているものと同じです。つまり①～③をどこまで改善できるかが健康寿命伸延にも大きく繋がります。
私たちのような人々の生活をサポートしていく仕事に従事しているものは、この3点を蔑ろにしてはいけません。どれかに特化するのではなく、満遍なくサポートしていく必要があります。
この4つ（主に３つ）の原因が健康状態に及ぼす影響の強さはホームレスと比較することで分かります。もちろんホームレスには別の角度の悩みやストレス、健康被害もあり一概に皆が該当するという訳ではありません。ホームレスを救済する必要があるということはまた別の話です。事実、ホームレスよりも俗に言う普通の生活を送っている人の方が健康被害率が高いことは数字で証明されています。
①ストレス
②不規則な生活
③食生活
この３つの是正は、身体の健康を目指す上で必要不可欠です。便利からなる健康被害を減らしていきましょう。
